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2020年11月21日日向灘でM3.1・震度1、日本国内で前日から約25時間ぶりの有感地震

日向灘でM3.1・震度1、日本国内で前日から約25時間ぶりの有感地震


 

気象庁によると2020年11月21日02:54に日向灘でM3.1・震度1の地震が発生した。日向灘で有感地震が記録されたのは29日ぶり。今年21回目となる有感地震であった。

 

日向灘における今回の地震について

2020年11月21日02:54 M3.1・震度1 日向灘(深さ約30km)

日向灘で有感地震が観測されたのは2020年10月23日のM3.0・震度1以来29日ぶり。今回の震源からは約29km離れた場所で深さは22kmであった。その前は2020年10月15日のM3.0・震度1で、今回の震源から約26km離れた場所で深さは17kmであった。

今回の震源は日向灘の北部に当たり豊後水道との境界に近い位置であった。

今回の地震は日本国内における有感地震としては11月20日02:21の留萌地方南部M4.1・震度1以来およそ25時間ぶりであった。前回の24時間以上空白は11月16日から18日にかけての約43時間空白で11月としては今回が3回目。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震18事例のうち、その後1ヶ月以内に日向灘を含む九州地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中国地方における繋がりは18事例中1例で平均発生頻度1に対し1.5とやや多い、伊豆・小笠原における繋がりは18事例中7例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

日向灘と九州地方の最近の地震活動

日向灘で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が54回であるのに対し2019年に日向灘における1週間平均値は74回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

日向灘を含む九州地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は514回で、2019年に九州地方で記録された地震数は1週間当たり513回であったので、九州地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては21回目。日向灘では2019年に51回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は6回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計20回のうちM3.0未満だったのが3回、M3.0~3.9が13回、M4.0~4.9が4回、M5.0以上が0回となっている。

日向灘における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年11月22日 M5.2 震度3 日向灘
2019年05月11日 M5.0 震度4 日向灘
2019年05月10日 M6.3 震度5弱 日向灘
2019年05月10日 M5.6 震度3 日向灘
2019年03月27日 M5.4 震度4 日向灘

日向灘を含む九州地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年05月03日の薩摩半島西方沖M6.2・震度3が挙げられる。
 

日向灘の過去の地震データ

1919年以降、日向灘で発生してきた有感地震は829回でそのうちM5.0以上であったのが142回。またM6.0以上は25回でM7.0以上の大地震は5回記録されている(規模不明は除く)。

日向灘において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1968年04月01日 M7.5 震度5 日向灘(1968年日向灘地震)
1941年11月19日 M7.2 震度5 日向灘
1931年11月02日 M7.1 震度5 日向灘
1984年08月07日 M7.1 震度4 日向灘
1961年02月27日 M7.0 震度5 日向灘

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1920年05月22日に日向灘でM5.7・震度3の地震が約5kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1942年03月11日に日向灘でM5.4・震度3の地震が約6kmの距離(深さ3km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1920年05月22日に約5kmの距離で発生した日向灘M5.7・震度3(深さ10km)であった。
 

九州地方と日向灘における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は九州地方など方面別予測が現在180予測。また日向灘など震源地別予測が現在652予測となっている。

方面別予測において現在、計180予測中、Aクラスは5予測、Bクラスは27予測、Cクラスは148予測。このうち九州地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が13予測となっている。

また震源地予測では現在、計652予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが54予測、Cクラスが590予測となっており、このうち日向灘に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では九州地方の現在の危険度は100%以下、日向灘の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」日向灘M3.1の類似18事例以後の発震傾向性

今回の日向灘M3.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、日向灘を含む九州地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、中国地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが18事例中1例、伊豆・小笠原では18事例中7例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中国地方における繋がりは18事例中1例で平均発生頻度1に対し1.5とやや多い、伊豆・小笠原における繋がりは18事例中7例で平均発生頻度1に対し1.5で多いという結果であった。

中国地方及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

鳥取県中部 18事例中1例

小笠原諸島西方沖 18事例中4例
硫黄島近海 18事例中3例
鳥島近海 18事例中1例
父島近海 18事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。