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2020年11月21日宮城県北部で2ヶ月ぶり地震M4.1・震度2、伊豆・小笠原M6クラス以上への繋がりも

宮城県北部で2ヶ月ぶり地震M4.1・震度2、伊豆・小笠原M6クラス以上への繋がりも


 

気象庁によると2020年11月21日07:20に宮城県北部でM4.1・震度2の地震が発生した。宮城県北部で有感地震が記録されたのは72日ぶり。今年3回目となる有感地震であった。

 

宮城県北部における今回の地震について

2020年11月21日07:20 M4.1・震度2 宮城県北部(深さ約100km)

宮城県北部で有感地震が観測されたのは2020年09月10日のM3.0・震度1以来72日ぶり。今回の震源からは約33km離れた場所で深さは7kmであった。その前は2020年01月07日のM3.3・震度1で、今回の震源から約67km離れた場所で深さは76kmであった。

今回の震源は深さ約100kmと深かった。宮城県北部で深さ100kmを超えるM5以上地震が発生した事例としては1993年11月27日にM5.8・震度4のM6クラス地震が深さ112kmで起きていた。震源の位置は今回から約37km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震7事例のうち、その後1ヶ月以内に宮城県北部を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは7事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の伊豆・小笠原における繋がりは7事例中6例で平均発生頻度1に対し3.0と多いと言える。伊豆・小笠原では1週間以内のM6クラス以上も7事例中2例で異常値3.5と高く、今回の震源付近が揺れた後、強い地震が発生する傾向がみられている。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

宮城県北部と東北地方の最近の地震活動

宮城県北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が13回であるのに対し2019年に宮城県北部における1週間平均値は15回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

宮城県北部を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は933回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては3回目。宮城県北部では2019年に8回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計2回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が2回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

宮城県北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2008年06月14日 M5.7 震度5弱 宮城県北部
2004年12月30日 M5.0 震度4 宮城県北部
2003年07月28日 M5.1 震度5弱 宮城県北部
2003年07月26日 M5.1 震度5弱 宮城県北部
1996年08月11日 M5.1 震度4 宮城県北部

宮城県北部を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月07日の青森県東方沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

宮城県北部の過去の地震データ

1919年以降、宮城県北部で発生してきた有感地震は1,014回でそのうちM5.0以上であったのが14回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1962年04月30日のM6.5・震度4(1962年宮城県北部地震)で深さは19kmであった。

宮城県北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1962年04月30日 M6.5 震度4 宮城県北部(1962年宮城県北部地震)
1993年11月27日 M5.8 震度4 宮城県北部
1996年08月11日 M5.8 震度5 宮城県北部
2008年06月14日 M5.7 震度5弱 宮城県北部
1996年08月11日 M5.6 震度5 宮城県北部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1965年01月13日に宮城県北部でM5.2・震度4の地震が約19kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1963年08月11日に宮城県北部でM5.2・震度3の地震が約20kmの距離(深さ8km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1962年04月30日に約20kmの距離で発生した宮城県北部M6.5・震度4(深さ19km)であった。
 

東北地方と宮城県北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在180予測。また宮城県北部など震源地別予測が現在652予測となっている。

方面別予測において現在、計180予測中、Aクラスは5予測、Bクラスは27予測、Cクラスは148予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が5予測となっている。

また震源地予測では現在、計652予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが54予測、Cクラスが590予測となっており、このうち宮城県北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが1予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、宮城県北部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」宮城県北部M4.1の類似7事例以後の発震傾向性

今回の宮城県北部M4.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた7件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

宮城県北部を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは7事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりはやや少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

青森県東方沖 7事例中1例
福島県沖 7事例中1例
三陸沖 7事例中1例
岩手県沖 7事例中1例

また、伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが7事例中6例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の伊豆・小笠原における繋がりは7事例中6例で平均発生頻度1に対し3.0と多いと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

父島近海 7事例中2例
小笠原諸島西方沖 7事例中2例
新島・神津島近海 7事例中1例
鳥島近海 7事例中1例
硫黄島近海 7事例中1例
 

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※画像は気象庁より。