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2020年11月21日ニューカレドニア近い大洋州のロイヤリティ諸島でM5.4の地震

ニューカレドニア近い大洋州のロイヤリティ諸島でM5.4の地震


 

USGSによると日本時間2020年11月21日08:16にニューカレドニアに近い大洋州のロイヤリティ諸島でM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年10月05日にロイヤリティ諸島でM5.2の地震が今回の震源からは約89km離れた場所で起きていた。

 

ロイヤリティ諸島における今回の地震について

日本時間2020年11月21日08:16 M5.4 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)

今回の震源から距離100km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年10月05日のM5.2以来47日ぶり。今回の震源から約89km離れた位置であった。その前は2020年04月22日のM5.0で、今回の震源から約69km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震40事例のうち、その後1ヶ月以内にロイヤリティ諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは40事例中16例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは40事例中1例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の40事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは40事例中8例であった。これは通常時の1に対し0.9で通常程度と言える。
 

今回の震源から100km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離100km以内では2019年にM6.0以上の地震が3回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に今回の震源から距離100km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月19日 M6.3 ニューカレドニア(深さ約20km)
2019年05月19日 M6.3 ニューカレドニア(深さ約20km)
2019年05月19日 M6.0 ニューカレドニア(深さ約16km)
2019年05月23日 M5.7 ニューカレドニア(深さ約19km)
2019年12月10日 M5.7 ニューカレドニア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から距離100km以内では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離100km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年03月29日 M5.6 ニューカレドニア(深さ約10km)
2020年10月05日 M5.2 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
2020年02月29日 M5.1 ニューカレドニア(深さ約10km)
2020年04月22日 M5.0 バヌアツ(深さ約83km)
2020年10月05日 M4.7 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
 

今回の震源から100km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離100km以内で発生してきたM6.0以上の地震は81回でそのうちM7.0以上であったのが6回。20世紀以降最大だったのは2018年12月05日のニューカレドニアM7.5で深さは約10kmであった。

今回の震源から100km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年12月05日 M7.5 ニューカレドニア(深さ約10km)
2003年12月27日 M7.3 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
2007年03月25日 M7.1 バヌアツ(深さ約34km)
1994年02月12日 M7.0 バヌアツ(深さ約28km)
2011年01月13日 M7.0 ニューカレドニア(深さ約9km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2017年11月01日にニューカレドニアでM6.6の地震が約27kmの距離(深さ22km)で起きていた他、2017年10月31日にニューカレドニアでM6.7の地震が約29kmの距離(深さ24km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とロイヤリティ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在578予測。またロイヤリティ諸島など震源地別予測が現在2,601予測となっている。

方面別予測において現在、計578予測中、Aクラスは27予測、Bクラスは123予測、Cクラスは428予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が15予測、Bクラス予測が35予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,601予測中、Aクラスが20予測、Bクラスが168予測、Cクラスが2,413予測となっており、このうちロイヤリティ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが40予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、ロイヤリティ諸島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ロイヤリティ諸島M5.4の類似40事例以降の発震傾向性

今回のロイヤリティ諸島M5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた40件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ロイヤリティ諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは40事例中16例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや少ないと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 40事例中7例
フィジー 40事例中4例
パプアニューギニア 40事例中4例
ロイヤリティ諸島 40事例中2例
サンタクルーズ諸島 40事例中2例
トンガ 40事例中2例
ニューカレドニア 40事例中1例
ソロモン諸島 40事例中1例
サモア 40事例中1例

それ以外では南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが40事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは40事例中1例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

東太平洋海嶺 40事例中1例

また、今回のロイヤリティ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは40事例中8例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.9で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1974年05月09日 M6.9・震度5 駿河湾(1974年伊豆半島沖地震)
1987年01月09日 M6.6・震度5 岩手県沿岸北部
1995年01月07日 M7.2・震度5 岩手県沖
2004年09月05日 M7.4・震度5弱 三重県南東沖(紀伊半島南東沖地震)
2005年03月20日 M7.0・震度6弱 福岡県北西沖(福岡県西方沖地震)
2010年05月26日 M6.4・震度4 南大東島近海
2012年03月14日 M6.9・震度4 三陸沖
2015年02月17日 M6.9・震度4 三陸沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。