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2020年11月22日北アフリカのアルジェリアでM5.2、107日ぶり今年3回目のM5以上地震

北アフリカのアルジェリアでM5.2、107日ぶり今年3回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月22日12:53に北アフリカのアルジェリアでM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年08月07日にアルジェリアでM5.0の地震が今回の震源からは約66km離れた場所で起きていた。

 

アルジェリアにおける今回の地震について

日本時間2020年11月22日12:53 M5.2 アルジェリア(深さ約10km)

アルジェリアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年08月07日のM5.0以来107日ぶりで今年3回目。前回の地震は今回の震源から約66km離れた位置であった。その前は2020年03月26日のM5.0で、今回の震源から約133km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源はアフリカプレートとユーラシアプレートの境界付近に当たり、比較的地震が多い地域であった。2020年に発生したM5以上地震2回も今回の震源から200km以内と比較的近い位置で起きていた他、1985年10月27日には今回の震源からごく近い場所でM5.8のM6クラス地震も記録されていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震20事例のうち、その後1ヶ月以内にアルジェリアを含むアフリカでM7クラス以上の地震が起きていたのは20事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアフリカで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アフリカへの繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは20事例中2例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度と言える。

欧州へのM7クラス以上の波及は1ヶ月以内なし。2ヶ月以内では20例中2例で異常値は1.1。ルーマニアとギリシャが各1回ずつであった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の20事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは20事例中5例であった。これは通常時の1に対し1.1で通常程度と言える。
 

アルジェリアの最近の地震活動

アルジェリアにおける最近の地震発生状況は、直近の1ヶ月間でM4.5以上地震は発生していないが、2019年のアルジェリアの1ヶ月当たり平均発生数は1回以下であった。

アルジェリアでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

アルジェリアでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にアルジェリアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年03月26日 M5.0 アルジェリア(深さ約10km)
2020年08月07日 M5.0 アルジェリア(深さ約10km)
2020年01月24日 M4.9 アルジェリア(深さ約10km)
2020年07月17日 M4.6 アルジェリア(深さ約10km)
2020年07月04日 M4.5 アルジェリア(深さ約10km)
 

アルジェリアの過去の地震データ

1901年以降、アルジェリアで発生してきたM6.0以上の地震は6回でそのうちM7.0以上であったのが1回。20世紀以降、過去最大だったのは1980年10月10日のM7.3で深さは約10kmであった。

アルジェリアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1980年10月10日 M7.3 アルジェリア(深さ約10km)
2003年05月21日 M6.8 アルジェリア(深さ約12km)
1954年09月09日 M6.7 アルジェリア(深さ約15km)
1954年09月10日 M6.2 アルジェリア(深さ約15km)
1980年10月10日 M6.2 アルジェリア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約200km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

アフリカとアルジェリアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアフリカなど方面別予測が現在577予測。またアルジェリアなど震源地別予測が現在2,602予測となっている。

方面別予測において現在、計577予測中、Aクラスは28予測、Bクラスは122予測、Cクラスは427予測。このうちアフリカに対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が30予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,602予測中、Aクラスが20予測、Bクラスが173予測、Cクラスが2,409予測となっており、このうちアルジェリアに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較ではアフリカの現在の危険度は100%以下、アルジェリアの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アルジェリアM5.2の類似20事例以降の発震傾向性

今回のアルジェリアM5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた20件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アルジェリアを含むアフリカで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは20事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアフリカで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アフリカへの繋がりは多いと言える。

アフリカで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

ボツワナ 20事例中1例

それ以外では中東で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが20事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中東における繋がりは20事例中2例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度と言える。

中東で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

タジキスタン 20事例中1例
アフガニスタン 20事例中1例

また、今回のアルジェリアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは20事例中5例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.1で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年01月01日 M7.0・震度4 三重県南東沖
1995年10月18日 M6.9・震度5 奄美大島近海
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
2016年11月22日 M7.4・震度5弱 福島県沖
2020年04月18日 M6.8・震度4 小笠原諸島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。