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2020年11月22日大洋州のフィジーでM5.5、チリM6.1に続く本日2回目の世界M6クラス地震

大洋州のフィジーでM5.5、チリM6.1に続く本日2回目の世界M6クラス地震


 

USGSによると日本時間2020年11月22日14:18に大洋州のフィジーでM5.5の地震が発生した。チリM6.1に続き世界M6クラス地震は本日2回目。

 

フィジーにおける今回の地震について

日本時間2020年11月22日14:18 M5.5 フィジー(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月22日にチリで発生したM6.1以来で、2020年としては353回目となる(発生日時は日本時間)。

フィジーでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年11月11日のM6.0以来11日ぶりで今年17回目。その前は海外時間(UTC)2020年11月03日のM5.7であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震15事例のうち、その後1ヶ月以内にフィジーを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは15事例中10例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは15事例中10例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。大洋州と並んで地震が多いアジアにおける異常値1.3は注意を要する。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の15事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは15事例中4例であった。これは通常時の1に対し1.2で通常程度と言える。
 

フィジーの最近の地震活動

フィジーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が19回。2019年にフィジーの1ヶ月当たり平均発生数は24.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

フィジーでは2019年にM6.0以上の地震が5回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にフィジーで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月01日 M6.6 フィジー(深さ約591km)
2019年11月08日 M6.5 フィジー(深さ約577km)
2019年01月26日 M6.2 フィジー(深さ約588km)
2019年03月10日 M6.2 フィジー(深さ約578km)
2019年04月23日 M6.0 フィジー(深さ約386km)
※海外時間(UTC)

フィジーでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が6回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にフィジーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.1 フィジー(深さ約91km)
2020年10月23日 M6.1 フィジー(深さ約464km)
2020年07月21日 M6.0 フィジー(深さ約602km)
2020年09月15日 M6.0 フィジー(深さ約10km)
2020年10月06日 M6.0 フィジー(深さ約629km)
 

フィジーの過去の地震データ

1901年以降、フィジーで発生してきたM6.0以上の地震は398回でそのうちM7.0以上であったのが37回。20世紀以降、過去最大だったのは2018年08月19日のM8.2で深さは約600kmであった。

フィジーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
2018年08月19日 M8.2 フィジー(深さ約600km)
2018年09月06日 M7.9 フィジー(深さ約671km)
1919年01月01日 M7.8 フィジー(深さ約485km)
1997年10月14日 M7.8 フィジー(深さ約167km)
2007年12月09日 M7.8 フィジー(深さ約153km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1972年01月01日にフィジーでM6.8の地震が約54kmの距離(深さ10km)で起きていた他、1950年07月20日にフィジーでM6.5の地震が約144kmの距離(深さ35km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1972年01月01日に54kmの距離で発生したフィジー M6.8(深さ10km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とフィジーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在577予測。またフィジーなど震源地別予測が現在2,602予測となっている。

方面別予測において現在、計577予測中、Aクラスは28予測、Bクラスは122予測、Cクラスは427予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が15予測、Bクラス予測が35予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,602予測中、Aクラスが20予測、Bクラスが173予測、Cクラスが2,409予測となっており、このうちフィジーに対してはAクラスが1予測、Bクラスが19予測、Cクラスが30予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、フィジーの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」フィジーM5.5の類似15事例以降の発震傾向性

今回のフィジーM5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた15件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

フィジーを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは15事例中10例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりは通常程度と言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

フィジー 15事例中3例
バヌアツ 15事例中3例
パプアニューギニア 15事例中2例
ケルマデック諸島 15事例中1例
ソロモン諸島 15事例中1例
マッコーリー島 15事例中1例
サンタクルーズ諸島 15事例中1例

それ以外ではアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが15事例中10例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のアジアにおける繋がりは15事例中10例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

インドネシア 15事例中6例
日本 15事例中4例
中国 15事例中2例
台湾 15事例中1例
グアム 15事例中1例
フィリピン 15事例中1例
セレベス海 15事例中1例
インド 15事例中1例

また、今回のフィジーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは15事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.2で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2008年05月08日 M7.0・震度5弱 茨城県沖
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。