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2020年11月22日茨城県沖でM5.8の地震、日本国内で5ヶ月ぶりの震度5弱

茨城県沖でM5.8の地震、日本国内で5ヶ月ぶりの震度5弱


 

気象庁によると2020年11月22日19:06に茨城県沖でM5.8・震度5弱の地震が発生した。茨城県沖で有感地震が記録されたのは20日ぶり。今年43回目となる有感地震であった。

 

茨城県沖における今回の地震について

2020年11月22日19:06 M5.8・震度5弱 茨城県沖(深さ約40km)

茨城県沖で有感地震が観測されたのは2020年11月03日のM3.5・震度1以来20日ぶり。今回の震源からは約20km離れた場所で深さは49kmであった。その前は2020年11月02日のM3.0・震度1で、今回の震源から約45km離れた場所で深さは54kmであった。

今回の震源から比較的近い位置では05月11日にM5.8・震度3の地震が深さ47kmで起きていた。震源の距離は今回から約20km離れた場所であった。

日本国内でM5.5以上のM6クラス地震が発生したのは11月07日の硫黄島近海M5.9・震度2以来15日ぶり。関東地方におけるM6クラス地震としては08月06日の茨城県沖M5.6・震度3以来3.5ヶ月ぶりであった(10月03日の八丈島東方沖M5.8・震度3を除く)。

また日本国内で震度5弱以上の揺れを観測したのは06月25日の千葉県東方沖M6.1・震度5弱以来5ヶ月ぶりであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震31事例のうち、その後1ヶ月以内に茨城県沖を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは31事例中6例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは31事例中15例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、伊豆・小笠原における繋がりは31事例中9例で平均発生頻度1に対し1.2で通常程度という結果であった。

1ヶ月以内のM6クラス傾向性に強い特徴はみられないが、1週間以内の傾向性は1を上回る方面が複数であった。東北1.4、関東1.4、北海道2.3、中部1.5、伊豆・小笠原1.2。直近で影響を受け強い地震へと繋がる場合がある。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

茨城県沖と関東地方の最近の地震活動

茨城県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が89回であるのに対し2019年に茨城県沖における1週間平均値は104回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

茨城県沖を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は562回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては43回目。茨城県沖では2019年に54回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計42回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が19回、M4.0~4.9が18回、M5.0以上が4回となっている。

茨城県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月07日 M5.2 震度3 茨城県沖
2020年08月06日 M5.6 震度3 茨城県沖
2020年05月11日 M5.8 震度3 茨城県沖
2020年02月06日 M5.7 震度2 茨城県沖
2019年02月18日 M5.0 震度1 茨城県沖

茨城県沖を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月07日の茨城県沖M5.2・震度3が挙げられる。
 

茨城県沖の過去の地震データ

1919年以降、茨城県沖で発生してきた有感地震は4,485回でそのうちM5.0以上であったのが558回。またM6.0以上は82回でM7.0以上の大地震は6回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2011年03月11日のM7.6・震度6強で深さは43kmであった。

茨城県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2011年03月11日 M7.6 震度6強 茨城県沖
1924年08月15日 M7.2 震度5 茨城県沖
1923年06月02日 M7.1 震度4 茨城県沖
1938年05月23日 M7.0 震度5 茨城県沖
1982年07月23日 M7.0 震度4 茨城県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1938年09月12日に茨城県沖でM5.2・震度2の地震が約1kmの距離(深さ48km)で起きていた他、2002年02月12日に茨城県沖でM5.7・震度5弱の地震が約2kmの距離(深さ48km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1938年09月22日に約15kmの距離で発生した茨城県沖M6.5・震度5(深さ48km)であった。
 

関東地方と茨城県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在180予測。また茨城県沖など震源地別予測が現在652予測となっている。

方面別予測において現在、計180予測中、Aクラスは5予測、Bクラスは27予測、Cクラスは148予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が3予測、Cクラス予測が11予測となっている。

また震源地予測では現在、計652予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが54予測、Cクラスが590予測となっており、このうち茨城県沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが5予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%以下、茨城県沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」茨城県沖M5.8の類似31事例以後の発震傾向性

今回の茨城県沖M5.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた31件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

茨城県沖を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは31事例中6例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや少ないと言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 31事例中4例
関東東方沖 31事例中2例
千葉県東方沖 31事例中1例
千葉県北東部 31事例中1例
茨城県北部 31事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが31事例中15例、伊豆・小笠原では31事例中9例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは31事例中15例で平均発生頻度1に対し0.9と通常程度、伊豆・小笠原における繋がりは31事例中9例で平均発生頻度1に対し1.2で通常程度という結果であった。

東北地方及び伊豆・小笠原で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

三陸沖 31事例中8例
福島県沖 31事例中5例
宮城県沖 31事例中3例
岩手県沖 31事例中2例
岩手県沿岸北部 31事例中1例
青森県東方沖 31事例中1例
福島県浜通り 31事例中1例
福島県中通り 31事例中1例

小笠原諸島西方沖 31事例中3例
伊豆大島近海 31事例中2例
硫黄島近海 31事例中2例
鳥島近海 31事例中2例
八丈島東方沖 31事例中1例
新島・神津島近海 31事例中1例
父島近海 31事例中1例
 

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※画像は気象庁より。