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2020年11月23日豊後水道で4ヶ月ぶり地震M3.5・震度2、周辺では2日前にも日向灘でM3.3

豊後水道で4ヶ月ぶり地震M3.5・震度2、周辺では2日前にも日向灘でM3.3


 

気象庁によると2020年11月23日05:33に豊後水道でM3.5・震度2の地震が発生した。豊後水道で有感地震が記録されたのは124日ぶり。今年5回目となる有感地震であった。

 

豊後水道における今回の地震について

2020年11月23日05:33 M3.5・震度2 豊後水道(深さ約40km)

豊後水道で有感地震が観測されたのは2020年07月21日のM3.4・震度2以来124日ぶり。今回の震源からは約2km離れた場所で深さは40kmであった。その前は2020年07月12日のM3.4・震度1で、今回の震源から約21km離れた場所で深さは53kmであった。

今回の震源は佐田岬半島の南側であった。深さ40kmとやや深かったが、佐田岬半島の北側には中央構造線断層帯が走っており、伊予灘区間では30年以内にM8.0もしくはそれ以上の規模の地震がほぼ0%の確率で予測されている。

今回の震源周辺では豊後水道に近い日向灘の北端付近で11月21日にM3.3・震度1の地震が起きていた。深さは36kmと今回と同程度で、震源の距離は今回から約65km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震36事例のうち、その後1ヶ月以内に豊後水道を含む四国地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは36事例中2例で平均発生頻度1に対し0.4と少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

豊後水道と四国地方の最近の地震活動

豊後水道で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が31回であるのに対し2019年に豊後水道における1週間平均値は33回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

豊後水道を含む四国地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は97回で、2019年に四国地方で記録された地震数は1週間当たり110回であったので、四国地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては5回目。豊後水道では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計4回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が3回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

豊後水道における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2018年02月19日 M5.0 震度4 豊後水道
2017年06月20日 M5.0 震度5強 豊後水道
2001年04月25日 M5.8 震度4 豊後水道
1981年07月17日 M5.1 震度3 豊後水道
1969年11月30日 M5.2 震度3 豊後水道

豊後水道を含む四国地方では2020年に入りM5.0を超える規模の地震は観測されていない。
 

豊後水道の過去の地震データ

1919年以降、豊後水道で発生してきた有感地震は283回でそのうちM5.0以上であったのが14回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1968年08月06日のM6.6・震度5で深さは39kmであった。

豊後水道において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1968年08月06日 M6.6 震度5 豊後水道
1946年08月20日 M5.9 震度4 豊後水道
1964年11月14日 M5.9 震度3 豊後水道
2001年04月25日 M5.8 震度4 豊後水道
1920年02月23日 M5.5 震度3 豊後水道

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1968年08月06日に豊後水道でM6.6・震度5の地震が約13kmの距離(深さ39km)で起きていた他、1946年08月20日に豊後水道でM5.9・震度4の地震が約14kmの距離(深さ42km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1968年08月06日に約13kmの距離で発生した豊後水道M6.6・震度5(深さ39km)であった。
 

四国地方と豊後水道における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は四国地方など方面別予測が現在196予測。また豊後水道など震源地別予測が現在721予測となっている。

方面別予測において現在、計196予測中、Aクラスは5予測、Bクラスは30予測、Cクラスは161予測。このうち四国地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が6予測となっている。

また震源地予測では現在、計721予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが57予測、Cクラスが656予測となっており、このうち豊後水道に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが4予測となっている。

通常時との比較では四国地方の現在の危険度は100%以下、豊後水道の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」豊後水道M3.5の類似36事例以後の発震傾向性

今回の豊後水道M3.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、豊後水道を含む四国地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、九州地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが36事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の九州地方における繋がりは36事例中2例で平均発生頻度1に対し0.4と少ないと言える。

九州地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

大隅半島東方沖 36事例中1例
薩摩半島西方沖 36事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。