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2020年11月24日グアムでM5.4、56日ぶり今年7回目のM5以上地震

グアムでM5.4、56日ぶり今年7回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月24日09:00にグアムでM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年09月29日にグアムでM5.0の地震が今回の震源からは約39km離れた場所で起きていた。

 

グアムにおける今回の地震について

日本時間2020年11月24日09:00 M5.4 グアム(深さ約47km)

今回の震源から距離100km以内でM5.0以上の地震が観測されたのは2020年09月29日のM5.0以来56日ぶり。今回の震源から約39km離れた位置であった。その前は2020年06月23日のM5.9で、今回の震源から約25km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震37事例のうち、その後1ヶ月以内にグアムを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは37事例中16例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは37事例中25例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の37事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは37事例中7例であった。これは通常時の1に対し0.8で通常程度と言える。
 

今回の震源から100km以内の最近の地震活動

今回の震源から距離100km以内では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

今回の震源から距離100km以内では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年に今回の震源から距離100km以内で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2020年06月23日 M5.9 マリアナ諸島(深さ約66km)
2020年09月29日 M5.0 グアム(深さ約10km)
2020年06月27日 M4.9 マリアナ諸島(深さ約60km)
2020年02月25日 M4.8 マリアナ諸島(深さ約113km)
2020年03月04日 M4.8 グアム(深さ約53km)
 

今回の震源から100km以内の過去の地震データ

1901年以降、今回の震源から距離100km以内で発生してきたM6.0以上の地震は11回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降最大だったのは1936年10月29日のグアムM6.5で深さは約75kmであった。

今回の震源から100km以内で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1936年10月29日 M6.5 グアム(深さ約75km)
1997年04月23日 M6.5 グアム(深さ約101km)
2002年08月14日 M6.5 マリアナ諸島(深さ約30km)
1993年08月11日 M6.2 グアム(深さ約22km)
2000年02月26日 M6.2 グアム(深さ約132km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1936年10月29日にグアムでM6.5の地震が約42kmの距離(深さ75km)で起きていた他、2002年08月14日にマリアナ諸島でM6.5の地震が約64kmの距離(深さ30km)で起きていた。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとグアムにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在600予測。またグアムなど震源地別予測が現在2,693予測となっている。

方面別予測において現在、計600予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは125予測、Cクラスは445予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が10予測、Bクラス予測が42予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,693予測中、Aクラスが24予測、Bクラスが179予測、Cクラスが2,490予測となっており、このうちグアムに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが17予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%前後、グアムの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」グアムM5.4の類似37事例以降の発震傾向性

今回のグアムM5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた37件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

グアムを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは37事例中16例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 37事例中9例
日本 37事例中7例
フィリピン 37事例中3例
台湾 37事例中2例
中国 37事例中1例
ミャンマー 37事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが37事例中25例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは37事例中25例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 37事例中8例
ケルマデック諸島 37事例中5例
バヌアツ 37事例中5例
フィジー 37事例中3例
ソロモン諸島 37事例中3例
ニュージーランド 37事例中2例
サンタクルーズ諸島 37事例中2例
トンガ 37事例中2例
サモア 37事例中1例
ロイヤリティ諸島 37事例中1例

また、今回のグアムにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは37事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1983年04月30日 M6.4・震度3 十勝沖
1984年08月07日 M7.1・震度4 日向灘
1987年04月23日 M6.5・震度5 福島県沖
2003年09月26日 M8.0・震度6弱 十勝沖(2003年十勝沖地震)
2010年05月26日 M6.4・震度4 南大東島近海
2015年05月30日 M8.1・震度5強 小笠原諸島西方沖
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。