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2020年11月25日中央インド洋海嶺でM5.5、66日ぶり今年6回目のM6クラス以上地震

中央インド洋海嶺でM5.5、66日ぶり今年6回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月25日07:02に中央インド洋海嶺でM5.5の地震が発生した。

 

中央インド洋海嶺における今回の地震について

日本時間2020年11月25日07:02 M5.5 中央インド洋海嶺(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月22日に日本(茨城県沖)で発生したM5.5以来で、2020年としては355回目となる(発生日時は日本時間)。

中央インド洋海嶺でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年09月19日のM5.8以来66日ぶりで今年6回目。前回の地震は今回の震源から約2,819km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年05月23日のM5.6で、今回の震源から約540km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震27事例のうち、その後1ヶ月以内に中央インド洋海嶺を含むインド洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは27事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にインド洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合4.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、インド洋への繋がりは多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の27事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは27事例中5例であった。これは通常時の1に対し0.8で通常程度と言える。5事例中2例が東海道南方沖であった点がやや目立っている。
 

中央インド洋海嶺の最近の地震活動

中央インド洋海嶺における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が2回。2019年に中央インド洋海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は4.7回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

中央インド洋海嶺では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に中央インド洋海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年03月30日 M5.8 中央インド洋海嶺(深さ約8km)
※海外時間(UTC)

中央インド洋海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に中央インド洋海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年04月12日 M6.1 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
2020年09月19日 M5.8 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
2020年04月17日 M5.7 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
2020年05月23日 M5.6 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
2020年05月08日 M5.5 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
 

中央インド洋海嶺の過去の地震データ

1901年以降、中央インド洋海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は54回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは1954年10月21日のM6.6で深さは約15kmであった。

中央インド洋海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1954年10月21日 M6.6 中央インド洋海嶺(深さ約15km)
1966年02月17日 M6.6 中央インド洋海嶺(深さ約15km)
1928年05月31日 M6.5 中央インド洋海嶺(深さ約10km)
1975年07月14日 M6.5 中央インド洋海嶺(深さ約33km)
1976年11月02日 M6.5 中央インド洋海嶺(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

インド洋と中央インド洋海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はインド洋など方面別予測が現在588予測。また中央インド洋海嶺など震源地別予測が現在2,627予測となっている。

方面別予測において現在、計588予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは121予測、Cクラスは437予測。このうちインド洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が46予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,627予測中、Aクラスが24予測、Bクラスが174予測、Cクラスが2,429予測となっており、このうち中央インド洋海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが19予測となっている。

通常時との比較ではインド洋の現在の危険度は100%以下、中央インド洋海嶺の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」中央インド洋海嶺M5.5の類似27事例以降の発震傾向性

今回の中央インド洋海嶺M5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた27件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

中央インド洋海嶺を含むインド洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは27事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にインド洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合4.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、インド洋への繋がりは多いと言える。

インド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アンダマン諸島 27事例中2例
南西インド洋海嶺 27事例中1例
南インド洋 27事例中1例
プリンス・エドワード諸島 27事例中1例
南東インド洋海嶺 27事例中1例

また、今回の中央インド洋海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは27事例中5例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1959年01月22日 M6.8・震度4 福島県沖
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2004年10月23日 M6.8・震度7 新潟県中越地方(新潟県中越地震)
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
2011年03月11日 M9.0・震度7 三陸沖(東北地方太平洋沖地震)
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。