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2020年11月26日イースター島周辺でM5.8、南太平洋や中南米、大洋州M7クラスへの繋がりも

イースター島周辺でM5.8、南太平洋や中南米、大洋州M7クラスへの繋がりも


 

USGSによると日本時間2020年11月26日07:37に南太平洋のイースター島周辺でM5.8の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年03月07日にチリ海嶺でM5.1の地震が今回の震源からは約140km離れた場所で起きていた。

 

イースター島における今回の地震について

日本時間2020年11月26日07:37 M5.8 イースター島(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月25日に中央インド洋海嶺で発生したM5.5以来で、2020年としては356回目となる(発生日時は日本時間)。

イースター島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年10月11日のM5.7以来45日ぶりで今年7回目。前回の地震は今回の震源から約2,621km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年10月10日のM5.9で、今回の震源から約2,636km離れていた。

今回の震源はイースター島から南東方向に当たる位置でチリ海嶺に近い場所であった。

イースター島周辺では上記の通り10月10日にM5.9の地震が起きていたが今回の震源からは離れており、今回の震源から近い位置における強い地震としては東方向に約1,300kmの距離で11月03日に発生していたチリ海嶺M6.0が挙げられる。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震13事例のうち、その後1ヶ月以内にイースター島を含む南太平洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは13事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に南太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合7.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、南太平洋への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは13事例中8例で平均発生頻度1に対し1.7と多くメキシコが6例と際立って多かった。

大洋州における繋がりは13事例中11例で平均発生頻度1に対し1.6で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の13事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは13事例中2例であった。これは通常時の1に対し0.7でやや少ないと言える。日本の2例はいずれも東海道南方沖であった点が注目される。
 

イースター島の最近の地震活動

イースター島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が5回。2019年にイースター島の1ヶ月当たり平均発生数は2.7回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

イースター島では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にイースター島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月27日 M5.9 イースター島(深さ約10km)
2019年09月09日 M5.5 イースター島(深さ約20km)
※海外時間(UTC)

イースター島では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にイースター島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年10月10日 M5.9 イースター島(深さ約10km)
2020年08月15日 M5.8 イースター島(深さ約10km)
2020年05月14日 M5.7 イースター島(深さ約10km)
2020年10月11日 M5.7 イースター島(深さ約10km)
2020年09月07日 M5.6 イースター島(深さ約10km)
 

イースター島の過去の地震データ

1901年以降、イースター島で発生してきたM6.0以上の地震は58回でそのうちM7.0以上であったのが0回。20世紀以降、過去最大だったのは1925年12月19日のM6.9で深さは約10kmであった。

イースター島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1925年12月19日 M6.9 イースター島(深さ約10km)
1996年09月05日 M6.9 イースター島(深さ約10km)
1987年07月06日 M6.7 イースター島(深さ約10km)
2004年11月28日 M6.6 イースター島(深さ約10km)
1932年11月02日 M6.5 イースター島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約200km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

南太平洋とイースター島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は南太平洋など方面別予測が現在588予測。またイースター島など震源地別予測が現在2,684予測となっている。

方面別予測において現在、計588予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは121予測、Cクラスは437予測。このうち南太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が32予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,684予測中、Aクラスが25予測、Bクラスが177予測、Cクラスが2,482予測となっており、このうちイースター島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが18予測となっている。

通常時との比較では南太平洋の現在の危険度は100%前後、イースター島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」イースター島M5.8の類似13事例以降の発震傾向性

今回のイースター島M5.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた13件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

イースター島を含む南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは13事例中2例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に南太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合7.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、南太平洋への繋がりは多いと言える。

南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ海嶺 13事例中1例
東太平洋海嶺 13事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが13事例中8例、大洋州では13事例中11例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは13事例中8例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、大洋州における繋がりは13事例中11例で平均発生頻度1に対し1.6で多いという結果であった。

中南米及び大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

メキシコ 13事例中6例
ペルー 13事例中1例
トリニダード・トバゴ 13事例中1例
チリ 13事例中1例
パナマ 13事例中1例

バヌアツ 13事例中3例
サンタクルーズ諸島 13事例中3例
フィジー 13事例中3例
ニューカレドニア 13事例中2例
ニュージーランド 13事例中1例
パプアニューギニア 13事例中1例
ケルマデック諸島 13事例中1例
マッコーリー島 13事例中1例
ソロモン諸島 13事例中1例

また、今回のイースター島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは13事例中2例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.7でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1990年09月24日 M6.6・震度3 東海道南方沖
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。