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2020年11月28日千島列島北部でM5.3、42日ぶり今年20回目のM5以上地震

千島列島北部でM5.3、42日ぶり今年20回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月28日03:45にカムチャッカ半島に近い千島列島北部でM5.3の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年02月16日に千島列島でM5.1の地震が今回の震源からは約93km離れた場所で起きていた。

 

千島列島における今回の地震について

日本時間2020年11月28日03:45 M5.3 千島列島(深さ約45km)

千島列島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年10月17日のM5.2以来42日ぶりで今年20回目。前回の地震は今回の震源から約814km離れた位置であった。その前は2020年10月08日のM5.0で、今回の震源から約475km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年02月16日に千島列島でM5.1の地震が今回の震源からは約93km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震33事例のうち、その後1ヶ月以内に千島列島を含むロシアでM7クラス以上の地震が起きていたのは33事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にロシアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北太平洋における繋がりは33事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の33事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは33事例中6例であった。これは通常時の1に対し0.8で通常程度と言える。
 

千島列島の最近の地震活動

千島列島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が2回。2019年に千島列島の1ヶ月当たり平均発生数は9.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が少ないと言える状態である。

千島列島では2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年に千島列島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月05日 M5.5 千島列島(深さ約36km)
※海外時間(UTC)

千島列島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回、M7.0以上の大地震が2回起きている。

2020年に千島列島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年03月25日 M7.5 千島列島(深さ約57km)
2020年02月13日 M7.0 千島列島(深さ約144km)
2020年06月14日 M5.4 千島列島(深さ約10km)
2020年04月22日 M5.3 千島列島(深さ約10km)
2020年02月23日 M5.2 千島列島(深さ約173km)
 

千島列島の過去の地震データ

1901年以降、千島列島で発生してきたM6.0以上の地震は439回でそのうちM7.0以上であったのが40回。20世紀以降、過去最大だったのは1963年10月13日のM8.5で深さは約35kmであった。

千島列島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1963年10月13日 M8.5 千島列島(深さ約35km)
1958年11月06日 M8.3 千島列島(深さ約35km)
1994年10月04日 M8.3 千島列島(深さ約14km)
2006年11月15日 M8.3 千島列島(深さ約10km)
1969年08月11日 M8.2 千島列島(深さ約30km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1953年09月23日に千島列島でM6.6の地震が約10kmの距離(深さ55km)で起きていた他、1953年01月12日に千島列島でM6.6の地震が約15kmの距離(深さ54km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1973年02月28日に50kmの距離で発生した千島列島 M7.2(深さ27km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

ロシアと千島列島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はロシアなど方面別予測が現在591予測。また千島列島など震源地別予測が現在2,704予測となっている。

方面別予測において現在、計591予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは120予測、Cクラスは442予測。このうちロシアに対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が51予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,704予測中、Aクラスが25予測、Bクラスが175予測、Cクラスが2,504予測となっており、このうち千島列島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが51予測となっている。

通常時との比較ではロシアの現在の危険度は100%以下、千島列島の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」千島列島M5.3の類似33事例以降の発震傾向性

今回の千島列島M5.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた33件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

千島列島を含むロシアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは33事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にロシアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりは通常程度と言える。

ロシアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

千島列島 33事例中2例
オホーツク海 33事例中2例
カムチャッカ半島 33事例中1例

それ以外では北太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが33事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北太平洋における繋がりは33事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ないと言える。

北太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アリューシャン列島 33事例中1例

また、今回の千島列島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは33事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1965年10月26日 M6.8・震度4 国後島付近
1967年11月04日 M6.5・震度4 釧路地方北部
1983年05月26日 M7.7・震度5 秋田県沖(昭和58年(1983年)日本海中部地震)
1992年01月20日 M6.6・震度2 小笠原諸島西方沖
2010年02月27日 M7.2・震度5弱 沖縄本島近海
2013年09月04日 M6.8・震度4 鳥島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。