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2020年11月28日秋田県沖でM2.9・震度1、83日ぶり今年5回目の有感地震

秋田県沖でM2.9・震度1、83日ぶり今年5回目の有感地震


 

気象庁によると2020年11月28日07:33に秋田県沖でM2.9・震度1の地震が発生した。秋田県沖で有感地震が記録されたのは83日ぶり。今年5回目となる有感地震であった。

 

秋田県沖における今回の地震について

2020年11月28日07:33 M2.9・震度1 秋田県沖(深さ約10km)

秋田県沖で有感地震が観測されたのは2020年09月06日のM3.5・震度1以来83日ぶり。今回の震源からは約39km離れた場所で深さは9kmであった。その前は2020年09月05日のM3.6・震度1で、今回の震源から約38km離れた場所で深さは10kmであった。

今回の震源は男鹿半島の北側で、東側に当たる内陸部には能代断層帯が南北に走っており、30年以内にM7.1程度以上の地震がほぼ0%の確率で予測されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震11事例のうち、その後1ヶ月以内に秋田県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは11事例中3例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の日本海沖合における繋がりは11事例中1例で平均発生頻度1に対し2.9と多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

秋田県沖と東北地方の最近の地震活動

秋田県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が3回であるのに対し2019年に秋田県沖における1週間平均値は6回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

秋田県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は908回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては5回目。秋田県沖では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計4回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が3回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

秋田県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
1999年02月26日 M5.0 震度3 秋田県沖
1999年02月26日 M5.3 震度5弱 秋田県沖
1997年11月23日 M5.8 震度4 秋田県沖
1985年09月15日 M5.1 震度2 秋田県沖
1984年12月18日 M5.3 震度3 秋田県沖

秋田県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月07日の青森県東方沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

秋田県沖の過去の地震データ

1919年以降、秋田県沖で発生してきた有感地震は226回でそのうちM5.0以上であったのが58回。またM6.0以上は7回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1983年05月26日のM7.7・震度5(昭和58年(1983年)日本海中部地震)で深さは14kmであった。

秋田県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1983年05月26日 M7.7 震度5 秋田県沖(昭和58年(1983年)日本海中部地震)
1964年05月07日 M6.9 震度4 秋田県沖
1939年05月01日 M6.7 震度5 秋田県沖
1964年12月11日 M6.3 震度4 秋田県沖
1983年06月09日 M6.1 震度4 秋田県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1959年01月11日に秋田県沖でM5.0・震度2の地震が約15kmの距離(深さ16km)で起きていた他、1939年05月01日に秋田県沿岸北部でM5.7・震度3の地震が約16kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1939年05月01日に約19kmの距離で発生した秋田県沿岸北部M6.8・震度5(深さ0km)であった。
 

東北地方と秋田県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在183予測。また秋田県沖など震源地別予測が現在677予測となっている。

方面別予測において現在、計183予測中、Aクラスは7予測、Bクラスは23予測、Cクラスは153予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が5予測となっている。

また震源地予測では現在、計677予測中、Aクラスが7予測、Bクラスが55予測、Cクラスが615予測となっており、このうち秋田県沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが2予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、秋田県沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」秋田県沖M2.9の類似11事例以後の発震傾向性

今回の秋田県沖M2.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた11件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

秋田県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは11事例中3例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

宮城県沖 11事例中2例
秋田県沖 11事例中1例

また、日本海沖合で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが11事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の日本海沖合における繋がりは11事例中1例で平均発生頻度1に対し2.9と多いと言える。

日本海沖合で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

日本海中部 11事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。