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2020年11月28日長野県南部でM2.3・震度1、5日前のM2.2・震度2地震から北側の震源

長野県南部でM2.3・震度1、5日前のM2.2・震度2地震から北側の震源


 

気象庁によると2020年11月28日17:23に長野県南部でM2.3・震度1の地震が発生した。長野県南部で有感地震が記録されたのは5日ぶり。今年16回目となる有感地震であった。

 

長野県南部における今回の地震について

2020年11月28日17:23 M2.3・震度1 長野県南部(深さ約10km)

長野県南部で有感地震が観測されたのは2020年11月23日のM2.2・震度2以来5日ぶり。今回の震源からは約16km離れた場所で深さは4kmであった。その前は2020年11月15日のM2.8・震度1で、今回の震源から約22km離れた場所で深さは7kmであった。

今回の震源は岐阜県との県境付近で、5日前のM2.2・震度2から北側に当たる位置であった。1984年09月14日にM6.8・震度4を記録した長野県西部地震の震源域北端に近かったとみられる。

東側には境峠・神谷断層帯が南北に走っており、主部では30年以内にM7.6程度の地震が最大13%と高い確率で予測されている。

回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震25事例のうち、その後1ヶ月以内に長野県南部を含む中部地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは25事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北陸地方における繋がりは25事例中2例で平均発生頻度1に対し2.0と多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

長野県南部と中部地方の最近の地震活動

長野県南部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が63回であるのに対し2019年に長野県南部における1週間平均値は76回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

長野県南部を含む中部地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は410回で、2019年に中部地方で記録された地震数は1週間当たり404回であったので、中部地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては16回目。長野県南部では2019年に21回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計15回のうちM3.0未満だったのが11回、M3.0~3.9が3回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

長野県南部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2017年06月25日 M5.6 震度5強 長野県南部
1995年03月17日 M5.3 震度3 長野県南部
1993年04月23日 M5.1 震度2 長野県南部
1985年02月26日 M5.2 震度3 長野県南部
1984年10月03日 M5.4 震度3 長野県南部

長野県南部を含む中部地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月18日の東海道南方沖M5.1・震度1が挙げられる。
 

長野県南部の過去の地震データ

1919年以降、長野県南部で発生してきた有感地震は716回でそのうちM5.0以上であったのが17回、M6.0以上が3回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1984年09月14日のM6.8・震度4(長野県西部地震)で深さは2kmであった。

長野県南部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1984年09月14日 M6.8 震度4 長野県南部(長野県西部地震)
1954年05月15日 M6.6 震度4 長野県南部
1984年09月15日 M6.2 震度3 長野県南部
1984年09月15日 M5.6 震度3 長野県南部
2017年06月25日 M5.6 震度5強 長野県南部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1944年12月16日に岐阜県飛騨地方でM5.0・震度3の地震が約9kmの距離(深さ27km)で起きていた他、1986年03月07日に岐阜県飛騨地方でM5.1・震度3の地震が約11kmの距離(深さ4km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1984年09月14日に約16kmの距離で発生した長野県南部M6.8・震度4(深さ2km)であった。
 

中部地方と長野県南部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中部地方など方面別予測が現在183予測。また長野県南部など震源地別予測が現在677予測となっている。

方面別予測において現在、計183予測中、Aクラスは7予測、Bクラスは23予測、Cクラスは153予測。このうち中部地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が13予測となっている。

また震源地予測では現在、計677予測中、Aクラスが7予測、Bクラスが55予測、Cクラスが615予測となっており、このうち長野県南部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが4予測となっている。

通常時との比較では中部地方の現在の危険度は100%以下、長野県南部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」長野県南部M2.3の類似25事例以後の発震傾向性

今回の長野県南部M2.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた25件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

長野県南部を含む中部地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは25事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に中部地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中部地方への繋がりは通常程度と言える。

中部地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

東海道南方沖 25事例中1例
静岡県伊豆地方 25事例中1例

また、北陸地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが25事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北陸地方における繋がりは25事例中2例で平均発生頻度1に対し2.0と多いと言える。

北陸地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

石川県西方沖 25事例中1例
新潟県上中越沖 25事例中1例

追記:11月28日長野県南部2回の地震はいずれも岐阜県飛騨地方に、M2.2・震度1とM2.8・震度2
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。