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2020年11月28日東太平洋海嶺でM5.1、68日ぶり今年6回目のM5以上地震

東太平洋海嶺でM5.1、68日ぶり今年6回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月28日22:09に東太平洋海嶺でM5.1の地震が発生した。

 

東太平洋海嶺における今回の地震について

日本時間2020年11月28日22:09 M5.1 東太平洋海嶺(深さ約10km)

東太平洋海嶺でM5.0以上地震が観測されたのは2020年09月21日のM5.9以来68日ぶりで今年6回目。前回の地震は今回の震源から約5,169km離れた位置であった。その前は2020年07月04日のM5.2で、今回の震源から約2,660km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震39事例のうち、その後1ヶ月以内に東太平洋海嶺を含む南太平洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは39事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に南太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、南太平洋への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは39事例中20例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、大洋州における繋がりは39事例中26例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の39事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは39事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

東太平洋海嶺の最近の地震活動

東太平洋海嶺における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年に東太平洋海嶺の1ヶ月当たり平均発生数は3.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

東太平洋海嶺では2019年にM6.0以上の地震が3回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年に東太平洋海嶺で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年12月25日 M6.1 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2019年08月02日 M6.0 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2019年10月01日 M6.0 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2019年01月30日 M5.9 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2019年05月16日 M5.9 東太平洋海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

東太平洋海嶺では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年に東太平洋海嶺で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年03月22日 M6.1 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2020年09月21日 M5.9 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2020年02月27日 M5.2 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2020年05月27日 M5.2 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2020年07月04日 M5.2 東太平洋海嶺(深さ約10km)
 

東太平洋海嶺の過去の地震データ

1901年以降、東太平洋海嶺で発生してきたM6.0以上の地震は110回でそのうちM7.0以上であったのが2回。20世紀以降、過去最大だったのは1920年03月20日のM7.0で深さは約10kmであった。

東太平洋海嶺で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1920年03月20日 M7.0 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2014年10月09日 M7.0 東太平洋海嶺(深さ約17km)
1970年01月21日 M6.7 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2001年08月06日 M6.7 東太平洋海嶺(深さ約10km)
2014年10月09日 M6.6 東太平洋海嶺(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

南太平洋と東太平洋海嶺における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は南太平洋など方面別予測が現在591予測。また東太平洋海嶺など震源地別予測が現在2,704予測となっている。

方面別予測において現在、計591予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは120予測、Cクラスは442予測。このうち南太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が34予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,704予測中、Aクラスが25予測、Bクラスが175予測、Cクラスが2,504予測となっており、このうち東太平洋海嶺に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが17予測となっている。

通常時との比較では南太平洋の現在の危険度は100%前後、東太平洋海嶺の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」東太平洋海嶺M5.1の類似39事例以降の発震傾向性

今回の東太平洋海嶺M5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた39件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

東太平洋海嶺を含む南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは39事例中1例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に南太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、南太平洋への繋がりは多いと言える。

南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

東太平洋海嶺 39事例中1例
イースター島 39事例中1例

それ以外では中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが39事例中20例、大洋州では39事例中26例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中南米における繋がりは39事例中20例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、大洋州における繋がりは39事例中26例で平均発生頻度1に対し1.1で通常程度という結果であった。

中南米及び大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

メキシコ 39事例中8例
ペルー 39事例中6例
チリ 39事例中5例
エクアドル 39事例中2例
アルゼンチン 39事例中2例
グアテマラ 39事例中1例
コスタリカ 39事例中1例
ボリビア 39事例中1例
ブラジル 39事例中1例
ウィンドワード諸島 39事例中1例

トンガ 39事例中6例
バヌアツ 39事例中5例
パプアニューギニア 39事例中5例
ケルマデック諸島 39事例中5例
ソロモン諸島 39事例中4例
フィジー 39事例中2例
マッコーリー島 39事例中2例
ロイヤリティ諸島 39事例中1例
サモア 39事例中1例
サンタクルーズ諸島 39事例中1例

また、今回の東太平洋海嶺における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは39事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1991年05月03日 M6.6・震度3 小笠原諸島西方沖
1996年12月03日 M6.7・震度5弱 日向灘
2004年05月30日 M6.7・震度1 関東東方沖
2009年08月09日 M6.8・震度4 東海道南方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。