• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年11月29日バヌアツでM5.5、10月末にも付近でM6クラス地震起きていた場所

バヌアツでM5.5、10月末にも付近でM6クラス地震起きていた場所


 

USGSによると日本時間2020年11月29日18:01にバヌアツでM5.5の地震が発生した。今回の震源周辺では10月28日にもM5.8の地震が起きていた。

 

バヌアツにおける今回の地震について

日本時間2020年11月29日18:01 M5.5 バヌアツ(深さ約112km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月26日にバレニー諸島で発生したM6.1以来で、2020年としては358回目となる(発生日時は日本時間)。

バヌアツでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年11月14日のM5.5以来15日ぶりで今年16回目。前回の地震は今回の震源から約460km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年10月28日のM5.8で、今回の震源から約37km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震28事例のうち、その後1ヶ月以内にバヌアツを含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは28事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは28事例中2例で平均発生頻度1に対し3.6と多い、アジアにおける繋がりは28事例中15例で平均発生頻度1に対し0.8で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の28事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは28事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.6でやや少ないと言える。
 

バヌアツの最近の地震活動

バヌアツにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が8回。2019年にバヌアツの1ヶ月当たり平均発生数は13.0回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

バヌアツでは2019年にM6.0以上の地震が11回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にバヌアツで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年01月15日 M6.6 バヌアツ(深さ約35km)
2019年07月31日 M6.6 バヌアツ(深さ約181km)
2019年10月21日 M6.4 バヌアツ(深さ約231km)
2019年03月20日 M6.3 バヌアツ(深さ約119km)
2019年01月18日 M6.0 バヌアツ(深さ約39km)
※海外時間(UTC)

バヌアツでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が5回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にバヌアツで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年08月05日 M6.4 バヌアツ(深さ約175km)
2020年09月06日 M6.2 バヌアツ(深さ約8km)
2020年09月07日 M6.2 バヌアツ(深さ約10km)
2020年03月18日 M6.1 バヌアツ(深さ約179km)
2020年05月27日 M6.1 バヌアツ(深さ約10km)
 

バヌアツの過去の地震データ

1901年以降、バヌアツで発生してきたM6.0以上の地震は453回でそのうちM7.0以上であったのが53回。20世紀以降、過去最大だったのは1950年12月02日のM7.9で深さは約30kmであった。

バヌアツで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1950年12月02日 M7.9 バヌアツ(深さ約30km)
1910年06月16日 M7.8 バヌアツ(深さ約100km)
1965年05月20日 M7.7 バヌアツ(深さ約120km)
2009年10月07日 M7.7 バヌアツ(深さ約45km)
1964年07月09日 M7.6 バヌアツ(深さ約130km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2015年10月20日にバヌアツでM7.1の地震が約6kmの距離(深さ135km)で起きていた他、1988年08月10日にバヌアツでM6.8の地震が約6kmの距離(深さ125km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1965年05月20日に12kmの距離で発生したバヌアツ M7.7(深さ120km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

大洋州とバヌアツにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在591予測。またバヌアツなど震源地別予測が現在2,704予測となっている。

方面別予測において現在、計591予測中、Aクラスは29予測、Bクラスは120予測、Cクラスは442予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が16予測、Bクラス予測が35予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,704予測中、Aクラスが25予測、Bクラスが175予測、Cクラスが2,504予測となっており、このうちバヌアツに対してはAクラスが1予測、Bクラスが18予測、Cクラスが33予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、バヌアツの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」バヌアツM5.5の類似28事例以降の発震傾向性

今回のバヌアツM5.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた28件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

バヌアツを含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは28事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや少ないと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

バヌアツ 28事例中4例
ソロモン諸島 28事例中3例
ケルマデック諸島 28事例中3例
パプアニューギニア 28事例中2例
フィジー 28事例中2例
サンタクルーズ諸島 28事例中2例
トンガ 28事例中1例

それ以外では南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが28事例中2例、アジアでは28事例中15例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは28事例中2例で平均発生頻度1に対し3.6と多い、アジアにおける繋がりは28事例中15例で平均発生頻度1に対し0.8で通常程度という結果であった。

南太平洋及びアジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

東太平洋海嶺 28事例中1例
イースター島 28事例中1例

インドネシア 28事例中9例
日本 28事例中4例
フィリピン 28事例中3例
中国 28事例中2例
台湾 28事例中2例
インド 28事例中1例

また、今回のバヌアツにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは28事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1990年08月05日 M6.2・震度2 本州南方沖
2003年05月26日 M7.1・震度6弱 宮城県沖
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2012年12月07日 M7.3・震度5弱 三陸沖
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。