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2020年11月29日台湾付近で60日ぶり有感地震M4.9・震度1、沖縄M6クラスへの繋がり多い位置

台湾付近で60日ぶり有感地震M4.9・震度1、沖縄M6クラスへの繋がり多い位置


 

気象庁によると2020年11月29日22:42に台湾付近でM4.9・震度1の地震が発生した。台湾付近で有感地震が記録されたのは60日ぶり。今年2回目となる有感地震であった。

 

台湾付近における今回の地震について

2020年11月29日22:42 M4.9・震度1 台湾付近(深さ約40km)

台湾付近で有感地震が観測されたのは2020年09月30日のM5.0・震度1以来60日ぶり。今回の震源からは約18km離れた場所で深さは108kmであった。その前は2019年08月08日のM6.4・震度2で、今回の震源から約33km離れた場所で深さは38kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震11事例のうち、その後1ヶ月以内に台湾付近を含むアジアでM6クラス以上の地震が起きていたのは11事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降にアジアで発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは11事例中5例で平均発生頻度1に対し1.8と多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

台湾付近とアジアの最近の地震活動

台湾付近で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が10回であるのに対し2019年に台湾付近における1週間平均値は15回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

台湾付近を含むアジア全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は11回で、2019年にアジアで記録された地震数は1週間当たり17回であったので、アジアにおける現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては2回目。台湾付近では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は3回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計1回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が1回となっている。

台湾付近における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月30日 M5.0 震度1 台湾付近
2019年08月08日 M6.4 震度2 台湾付近
2019年04月18日 M6.5 震度2 台湾付近
2019年01月30日 M5.6 震度2 台湾付近
2018年12月16日 M5.4 震度1 台湾付近

台湾付近を含むアジアで最近起きたM5.0以上の地震としては2020年09月30日の台湾付近M5.0・震度1が挙げられる。
 

台湾付近の過去の地震データ

1919年以降、台湾付近で発生してきた有感地震は215回でそのうちM5.0以上であったのが199回。またM6.0以上は94回でM7.0以上の大地震は18回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1999年09月21日のM7.7・震度2で深さは0kmであった。

台湾付近において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1999年09月21日 M7.7 震度2 台湾付近
1919年12月21日 M7.5 震度2 台湾付近
1972年01月25日 M7.5 震度3 台湾付近
1922年09月02日 M7.4 震度2 台湾付近
1963年02月13日 M7.3 震度3 台湾付近

また今回の震源から約50km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1984年12月29日に台湾付近でM5.8・震度1の地震が約6kmの距離(深さ41km)で起きていた他、1994年11月26日に台湾付近でM5.0・震度1の地震が約10kmの距離(深さ39km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約50km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1922年09月02日に約29kmの距離で発生した台湾付近M7.4・震度2(深さ10km)であった。
 

アジアと台湾付近における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在183予測。また台湾付近など震源地別予測が現在677予測となっている。

方面別予測において現在、計183予測中、Aクラスは7予測、Bクラスは23予測、Cクラスは153予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が13予測となっている。

また震源地予測では現在、計677予測中、Aクラスが7予測、Bクラスが55予測、Cクラスが615予測となっており、このうち台湾付近に対してはAクラスが0予測、Bクラスが4予測、Cクラスが9予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以下、台湾付近の危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」台湾付近M4.9の類似11事例以後の発震傾向性

今回の台湾付近M4.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた11件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

台湾付近を含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは11事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降にアジアで発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや多いと言える。

アジアで今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

台湾付近 11事例中2例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが11事例中5例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは11事例中5例で平均発生頻度1に対し1.8と多いと言える。

沖縄地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

奄美大島近海 11事例中2例
与那国島近海 11事例中2例
沖縄本島近海 11事例中1例
奄美大島北西沖 11事例中1例
西表島付近 11事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。