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2020年11月30日アルゼンチン北部でM5.8、9ヶ月ぶり今年3回目のM6クラス以上地震

アルゼンチン北部でM5.8、9ヶ月ぶり今年3回目のM6クラス以上地震


 

USGSによると日本時間2020年11月30日01:40にアルゼンチン北部でM5.8の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年01月27日にボリビアでM5.3の地震が今回の震源からは約149km離れた場所で起きていた。

 

アルゼンチンにおける今回の地震について

日本時間2020年11月30日01:40 M5.8 アルゼンチン(深さ約10km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM5.5以上の地震としては2020年11月29日にバヌアツで発生したM5.5以来で、2020年としては359回目となる(発生日時は日本時間)。

アルゼンチンでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年03月05日のM5.5以来269日ぶりで今年3回目。前回の地震は今回の震源から約539km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年01月23日のM5.5で、今回の震源から約383km離れていた。

今回の震源はアルゼンチン北部でボリビアとの国境にも近い場所であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震12事例のうち、その後1ヶ月以内にアルゼンチンを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは12事例中6例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは12事例中2例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の12事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは12事例中3例であった。これは通常時の1に対し1.1で通常程度と言える。
 

アルゼンチンの最近の地震活動

アルゼンチンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が9回。2019年にアルゼンチンの1ヶ月当たり平均発生数は5.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

アルゼンチンでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にアルゼンチンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月26日 M6.1 アルゼンチン(深さ約129km)
2019年12月24日 M6.0 アルゼンチン(深さ約582km)
2019年11月19日 M5.7 アルゼンチン(深さ約10km)
2019年11月03日 M5.6 アルゼンチン(深さ約120km)
2019年03月01日 M5.5 アルゼンチン(深さ約578km)
※海外時間(UTC)

アルゼンチンでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にアルゼンチンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月23日 M5.5 アルゼンチン(深さ約554km)
2020年03月05日 M5.5 アルゼンチン(深さ約115km)
2020年04月29日 M5.4 アルゼンチン(深さ約154km)
2020年04月30日 M5.4 アルゼンチン(深さ約168km)
2020年01月13日 M5.3 アルゼンチン(深さ約174km)
 

アルゼンチンの過去の地震データ

1901年以降、アルゼンチンで発生してきたM6.0以上の地震は94回でそのうちM7.0以上であったのが14回。20世紀以降、過去最大だったのは1977年11月23日のM7.4で深さは約13kmであった。

アルゼンチンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1977年11月23日 M7.4 アルゼンチン(深さ約13km)
1920年12月10日 M7.3 アルゼンチン(深さ約15km)
1991年06月23日 M7.3 アルゼンチン(深さ約558km)
1919年03月02日 M7.2 アルゼンチン(深さ約15km)
1962年12月08日 M7.2 アルゼンチン(深さ約589km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1959年05月12日にアルゼンチンでM6.6の地震が約21kmの距離(深さ25km)で起きていた他、1948年08月25日にアルゼンチンでM7.0の地震が約132kmの距離(深さ30km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2000年05月12日に160kmの距離で発生したアルゼンチン M7.2(深さ225km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とアルゼンチンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在603予測。またアルゼンチンなど震源地別予測が現在2,756予測となっている。

方面別予測において現在、計603予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは121予測、Cクラスは452予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が4予測、Bクラス予測が40予測、Cクラス予測が8予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,756予測中、Aクラスが25予測、Bクラスが177予測、Cクラスが2,554予測となっており、このうちアルゼンチンに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが44予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、アルゼンチンの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アルゼンチンM5.8の類似12事例以降の発震傾向性

今回のアルゼンチンM5.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた12件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アルゼンチンを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは12事例中6例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 12事例中2例
メキシコ 12事例中2例
パナマ 12事例中1例
ペルー 12事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが12事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは12事例中2例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

カナダ 12事例中2例

また、今回のアルゼンチンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは12事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.1で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
2010年03月14日 M6.7・震度5弱 福島県沖
2012年01月01日 M7.0・震度4 鳥島近海
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。