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2020年12月01日サハリン西方沖でM6.6・震度3、深さ610kmの深発地震で有感は7年ぶり

サハリン西方沖でM6.6・震度3、深さ610kmの深発地震で有感は7年ぶり


 

気象庁によると2020年12月01日07:55に宗谷海峡の北側に当たるサハリン西方沖でM6.6・震度3の地震が発生した。サハリン西方沖を震源とする有感地震が記録されたのは7年ぶり。

 

サハリン西方沖における今回の地震について

2020年12月01日07:55 M6.6・震度3 サハリン西方沖(深さ約610km)

今回の地震は深さ600km前後の深発地震でM7クラスであったことから日本国内でも北海道や青森県で震度3、岩手県・宮城県・秋田県で震度2、山形県で震度1など北海道から東北にかけての広い範囲で揺れを観測した。

USGSは08:20現在、今回の地震についてM6.4・深さ約587kmと計測しており、USGSの記録によると今回の震源周辺では1990年05月12日にM7.2の地震が深さ約605kmで、また1939年04月21日にはM7.0の地震が深さ約530kmでそれぞれ起きていた。

気象庁の震度データベースによるとサハリン西方沖で有感地震が観測されたのは2013年07月04日のM5.1・震度1以来7年5ヶ月ぶり。今回の震源からは約126km離れた場所で深さは14kmであった。その前は2010年03月23日のM4.9・震度1で、今回の震源から約132km離れた場所で深さは28kmであった。

日本国内で震度1以上の揺れを観測したサハリン西方沖における地震のうち、深さ300kmを超える深発地震だったのは1939年04月21日のM6.9・震度3(深さ563km)以来81年ぶりとなる。浅い震源の地震を含めたM6.5以上のM7クラス地震としては1971年09月08日のM6.6・震度2(深さ0km)以来49年ぶりであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震5事例のうち、その後1ヶ月以内にサハリン西方沖を含むロシアでM6クラス以上の地震が起きていたのは5事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降にロシアで発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合4.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは5事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8と多い、千島海溝における繋がりは5事例中2例で平均発生頻度1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

サハリン西方沖の過去の地震データ

1919年以降、サハリン西方沖で発生してきた有感地震は22回でそのうちM5.0以上であったのが18回、M6.0以上が6回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1939年04月21日のM6.9・震度2で深さは563kmであった。

サハリン西方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1939年04月21日 M6.9 震度2 サハリン西方沖
1971年09月06日 M6.9 震度3 サハリン西方沖
1971年09月08日 M6.6 震度2 サハリン西方沖
2007年08月02日 M6.4 震度2 サハリン西方沖
1971年09月09日 M6.3 震度3 サハリン西方沖

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1938年08月16日にサハリン西方沖でM5.6・震度1の地震が約99kmの距離(深さ0km)で起きていた他、2007年08月02日にサハリン西方沖でM6.4・震度2の地震が約105kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2000年08月05日に約164kmの距離で発生したサハリン南部付近M7.4・震度1(深さ1km)であった。
 

地震予測「次に揺れるのは」サハリン西方沖M6.6の類似5事例以後の発震傾向性

今回のサハリン西方沖M6.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた5件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

サハリン西方沖を含むロシアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは5事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降にロシアで発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合4.6に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、ロシアへの繋がりは多いと言える。

ロシアで今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

オホーツク海南部 5事例中2例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが5事例中1例、千島海溝では5事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは5事例中1例で平均発生頻度1に対し1.8と多い、千島海溝における繋がりは5事例中2例で平均発生頻度1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

北海道地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

十勝地方南部 5事例中1例

釧路沖 5事例中1例
北海道東方沖 5事例中1例
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。