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2020年12月01日アルゼンチン北東部でM6.3、M6を超える地震は今年初で2日前にもM5.8

アルゼンチン北西部でM6.3、M6を超える地震は今年初で2日前にもM5.8


 

USGSによると日本時間2020年12月01日07:54にアルゼンチンの北西部でM6.3の地震が発生した。アルゼンチンでは11月29日にもM5.8の地震が起きていた。

 

アルゼンチンにおける今回の地震について

日本時間2020年12月01日07:54 M6.3 アルゼンチン(深さ約148km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年12月01日にサハリンで発生したM6.4以来で、2020年としては110回目となる(発生日時は日本時間)。サハリンM6.4は日本時間07:54:34に起きており、アルゼンチンM6.3は07:54:59であったことから、サハリンからわずか25秒後に観測された地震であった。

アルゼンチンでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年11月29日のM5.8以来2日ぶりで今年4回目。前回の地震は今回の震源から約245km離れた位置であった。M6を超える規模の地震はアルゼンチンとしては今年初であった。

今回の震源周辺では日本時間2020年11月15日にチリでM5.3の地震が今回の震源からは約65km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震19事例のうち、その後1ヶ月以内にアルゼンチンを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは19事例中9例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは19事例中5例で平均発生頻度1に対し2.0と多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の19事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは19事例中2例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

アルゼンチンの最近の地震活動

アルゼンチンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が10回。2019年にアルゼンチンの1ヶ月当たり平均発生数は5.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

アルゼンチンでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にアルゼンチンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月26日 M6.1 アルゼンチン(深さ約129km)
2019年12月24日 M6.0 アルゼンチン(深さ約582km)
2019年11月19日 M5.7 アルゼンチン(深さ約10km)
2019年11月03日 M5.6 アルゼンチン(深さ約120km)
2019年03月01日 M5.5 アルゼンチン(深さ約578km)
※海外時間(UTC)

アルゼンチンでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にアルゼンチンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年11月29日 M5.8 アルゼンチン(深さ約10km)
2020年01月23日 M5.5 アルゼンチン(深さ約554km)
2020年03月05日 M5.5 アルゼンチン(深さ約115km)
2020年04月29日 M5.4 アルゼンチン(深さ約154km)
2020年04月30日 M5.4 アルゼンチン(深さ約168km)
 

アルゼンチンの過去の地震データ

1901年以降、アルゼンチンで発生してきたM6.0以上の地震は94回でそのうちM7.0以上であったのが14回。20世紀以降、過去最大だったのは1977年11月23日のM7.4で深さは約13kmであった。

アルゼンチンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1977年11月23日 M7.4 アルゼンチン(深さ約13km)
1920年12月10日 M7.3 アルゼンチン(深さ約15km)
1991年06月23日 M7.3 アルゼンチン(深さ約558km)
1919年03月02日 M7.2 アルゼンチン(深さ約15km)
1962年12月08日 M7.2 アルゼンチン(深さ約589km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2006年08月25日にアルゼンチンでM6.6の地震が約3kmの距離(深さ184km)で起きていた他、1971年02月21日にアルゼンチンでM6.9の地震が約53kmの距離(深さ184km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1950年12月09日に101kmの距離で発生したチリ M8.2(深さ114km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とアルゼンチンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在623予測。またアルゼンチンなど震源地別予測が現在2,830予測となっている。

方面別予測において現在、計623予測中、Aクラスは33予測、Bクラスは124予測、Cクラスは466予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が5予測、Bクラス予測が41予測、Cクラス予測が8予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,830予測中、Aクラスが26予測、Bクラスが189予測、Cクラスが2,615予測となっており、このうちアルゼンチンに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが45予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、アルゼンチンの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アルゼンチンM6.3の類似19事例以降の発震傾向性

今回のアルゼンチンM6.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた19件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アルゼンチンを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは19事例中9例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは多いと言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 19事例中6例
ペルー 19事例中2例
アルゼンチン 19事例中1例
エクアドル 19事例中1例
グアテマラ 19事例中1例
トリニダード・トバゴ 19事例中1例
ニカラグア 19事例中1例
ウィンドワード諸島 19事例中1例
ブラジル 19事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが19事例中5例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは19事例中5例で平均発生頻度1に対し2.0と多いと言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 19事例中2例
米国 19事例中2例
カナダ 19事例中1例

また、今回のアルゼンチンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは19事例中2例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年02月21日 M6.4・震度3 八丈島東方沖
2015年11月14日 M7.1・震度4 薩摩半島西方沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。