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2020年12月02日アリューシャン列島でM6.4、2日前のM5.5とほぼ同位置で再び地震

アリューシャン列島でM6.4、2日前のM5.5とほぼ同位置で再び地震


 

USGSによると日本時間2020年12月02日01:22にアリューシャン列島でM6.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年11月30日にアリューシャン列島でM5.5の地震が今回の震源からは約8km離れた場所で起きたばかりであった。

 

アリューシャン列島における今回の地震について

日本時間2020年12月02日01:22 M6.4 アリューシャン列島(深さ約23km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年12月01日にアルゼンチンで発生したM6.3以来1日ぶりで、2020年としては111回目となる(発生日時は日本時間)。

アリューシャン列島でM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年11月30日のM5.5以来1日ぶりで今年12回目。前回の地震は今回の震源から約8km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年10月28日のM5.5で、今回の震源から約564km離れていた。

今回の震源付近では上記の通り2日前にほぼ同位置でM5.5のM6クラス地震が発生したばかりで、深さも約31kmと同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震17事例のうち、その後1ヶ月以内にアリューシャン列島を含む北太平洋でM7クラス以上の地震が起きていたのは17事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北太平洋への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のロシアにおける繋がりは17事例中4例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、北米における繋がりは17事例中2例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

今回の震源付近における過去の事例から1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震が起きていた例はなかった。
 

アリューシャン列島の最近の地震活動

アリューシャン列島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が9回。2019年にアリューシャン列島の1ヶ月当たり平均発生数は12.8回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや少ないと言える状態である。

アリューシャン列島では2019年にM6.0以上の地震が4回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にアリューシャン列島で記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年04月02日 M6.4 アリューシャン列島(深さ約8km)
2019年11月24日 M6.3 アリューシャン列島(深さ約20km)
2019年05月23日 M6.0 アリューシャン列島(深さ約30km)
2019年12月02日 M6.0 アリューシャン列島(深さ約28km)
2019年01月05日 M5.9 アリューシャン列島(深さ約30km)
※海外時間(UTC)

アリューシャン列島では2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が2回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にアリューシャン列島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月23日 M6.2 アリューシャン列島(深さ約10km)
2020年01月26日 M6.1 アリューシャン列島(深さ約27km)
2020年01月26日 M5.8 アリューシャン列島(深さ約27km)
2020年01月26日 M5.7 アリューシャン列島(深さ約35km)
2020年03月02日 M5.7 アリューシャン列島(深さ約23km)
 

アリューシャン列島の過去の地震データ

1901年以降、アリューシャン列島で発生してきたM6.0以上の地震は483回でそのうちM7.0以上であったのが56回。20世紀以降、過去最大だったのは1965年02月04日のM8.7で深さは約30kmであった。

アリューシャン列島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1965年02月04日 M8.7 アリューシャン列島(深さ約30km)
1946年04月01日 M8.6 アリューシャン列島(深さ約15km)
1957年03月09日 M8.6 アリューシャン列島(深さ約25km)
1906年08月17日 M8.3 アリューシャン列島(深さ約110km)
1986年05月07日 M8.0 アリューシャン列島(深さ約33km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1957年01月02日にアリューシャン列島でM6.6の地震が約24kmの距離(深さ20km)で起きていた他、1957年01月02日にアリューシャン列島でM6.5の地震が約34kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1965年07月02日に64kmの距離で発生したアリューシャン列島 M7.8(深さ45km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

北太平洋とアリューシャン列島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北太平洋など方面別予測が現在613予測。またアリューシャン列島など震源地別予測が現在2,791予測となっている。

方面別予測において現在、計613予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは123予測、Cクラスは458予測。このうち北太平洋に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が51予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,791予測中、Aクラスが27予測、Bクラスが183予測、Cクラスが2,581予測となっており、このうちアリューシャン列島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが5予測、Cクラスが48予測となっている。

通常時との比較では北太平洋の現在の危険度は100%以下、アリューシャン列島の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アリューシャン列島M6.4の類似17事例以降の発震傾向性

今回のアリューシャン列島M6.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた17件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アリューシャン列島を含む北太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは17事例中4例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に北太平洋で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、北太平洋への繋がりは多いと言える。

北太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

アリューシャン列島 17事例中4例

それ以外ではロシアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが17事例中4例、北米では17事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合のロシアにおける繋がりは17事例中4例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多い、北米における繋がりは17事例中2例で平均発生頻度1に対し0.9で通常程度という結果であった。

ロシア及び北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

カムチャッカ半島 17事例中3例
千島列島 17事例中1例

カナダ 17事例中1例
アラスカ 17事例中1例

また、今回のアリューシャン列島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていた事例はなかった。
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像はU.S. Geological Surveyより。