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2020年12月02日宮城県の北部沖合でM3.5・震度1、日本国内の震源としては31時間ぶりの有感地震

宮城県の北部沖合でM3.5・震度1、日本国内の震源としては31時間ぶりの有感地震


 

気象庁によると2020年12月02日05:57に宮城県の北部沖合でM3.5・震度1の地震が発生した。宮城県沖で有感地震が記録されたのは5日ぶり。今年74回目となる有感地震であった。

 

宮城県沖における今回の地震について

2020年12月02日05:57 M3.5・震度1 宮城県沖(深さ約60km)

宮城県沖で有感地震が観測されたのは2020年11月27日のM3.2・震度1以来5日ぶり。今回の震源からは約46km離れた場所で深さは68kmであった。その前は2020年11月25日のM3.5・震度1で、今回の震源から約47km離れた場所で深さは54kmであった。

今回の地震は日本国内を震源とする有感地震としては11月30日22:23の三宅島近海M3.3・震度1以来およそ31時間ぶりとなる地震であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震28事例のうち、その後1ヶ月以内に宮城県沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは28事例中12例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

宮城県沖と東北地方の最近の地震活動

宮城県沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が172回であるのに対し2019年に宮城県沖における1週間平均値は167回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

宮城県沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は920回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては74回目。宮城県沖では2019年に98回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計73回のうちM3.0未満だったのが2回、M3.0~3.9が46回、M4.0~4.9が22回、M5.0以上が3回となっている。

宮城県沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月12日 M6.2 震度4 宮城県沖
2020年05月18日 M5.2 震度4 宮城県沖
2020年04月20日 M6.2 震度4 宮城県沖
2018年10月26日 M5.7 震度4 宮城県沖
2018年09月19日 M5.0 震度3 宮城県沖

宮城県沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月07日の青森県東方沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

宮城県沖の過去の地震データ

1919年以降、宮城県沖で発生してきた有感地震は4,404回でそのうちM5.0以上であったのが270回。またM6.0以上は47回でM7.0以上の大地震は7回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1936年11月03日のM7.4・震度5(1936年宮城県沖地震)で深さは61kmであった。

宮城県沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1936年11月03日 M7.4 震度5 宮城県沖(1936年宮城県沖地震)
1978年06月12日 M7.4 震度5 宮城県沖(1978年宮城県沖地震)
2005年08月16日 M7.2 震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2011年04月07日 M7.2 震度6強 宮城県沖
1933年06月19日 M7.1 震度4 宮城県沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2012年08月30日に宮城県沖でM5.6・震度5強の地震が約2kmの距離(深さ60km)で起きていた他、1972年09月25日に宮城県沖でM5.5・震度3の地震が約2kmの距離(深さ52km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2011年04月07日に約18kmの距離で発生した宮城県沖M7.2・震度6強(深さ66km)であった。
 

東北地方と宮城県沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在179予測。また宮城県沖など震源地別予測が現在654予測となっている。

方面別予測において現在、計179予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは24予測、Cクラスは149予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が6予測となっている。

また震源地予測では現在、計654予測中、Aクラスが7予測、Bクラスが54予測、Cクラスが593予測となっており、このうち宮城県沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが2予測、Cクラスが10予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、宮城県沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」宮城県沖M3.5の類似28事例以後の発震傾向性

今回の宮城県沖M3.5の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた28件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

宮城県沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは28事例中12例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは通常程度と言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

福島県沖 28事例中5例
三陸沖 28事例中5例
宮城県沖 28事例中2例
岩手県沖 28事例中2例
青森県西方沖 28事例中1例
福島県会津 28事例中1例
岩手県内陸南部 28事例中1例
宮城県北部 28事例中1例
福島県浜通り 28事例中1例
福島県中通り 28事例中1例
 

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※画像は気象庁より。