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2020年12月03日青森県東方沖でM3.1・震度1、23日ぶり今年22回目の有感地震

青森県東方沖でM3.1・震度1、23日ぶり今年22回目の有感地震


 

気象庁によると2020年12月03日04:05に青森県東方沖でM3.1・震度1の地震が発生した。青森県東方沖で有感地震が記録されたのは23日ぶり。今年22回目となる有感地震であった。

 

青森県東方沖における今回の地震について

2020年12月03日04:05 M3.1・震度1 青森県東方沖(深さ約80km)

青森県東方沖で有感地震が観測されたのは2020年11月10日のM2.8・震度1以来23日ぶり。今回の震源からは約52km離れた場所で深さは102kmであった。その前は2020年11月07日のM5.3・震度2で、今回の震源から約181km離れた場所で深さは18kmであった。

今回の震源は青森県の沿岸部に近い位置で、1960年10月09日には約20kmの距離でM6.6・震度4のM7クラス地震が起きていた。深さも70kmと同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震12事例のうち、その後1ヶ月以内に青森県東方沖を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは12事例中3例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは12事例中8例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

青森県東方沖と東北地方の最近の地震活動

青森県東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が44回であるのに対し2019年に青森県東方沖における1週間平均値は22回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

青森県東方沖を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は933回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては22回目。青森県東方沖では2019年に36回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は4回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計21回のうちM3.0未満だったのが1回、M3.0~3.9が9回、M4.0~4.9が7回、M5.0以上が4回となっている。

青森県東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年11月07日 M5.3 震度2 青森県東方沖
2020年11月06日 M5.7 震度3 青森県東方沖
2020年04月30日 M5.3 震度3 青森県東方沖
2020年04月24日 M5.2 震度3 青森県東方沖
2019年12月19日 M5.5 震度5弱 青森県東方沖

青森県東方沖を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月07日の青森県東方沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

青森県東方沖の過去の地震データ

1919年以降、青森県東方沖で発生してきた有感地震は1,660回でそのうちM5.0以上であったのが356回。またM6.0以上は58回でM7.0以上の大地震は4回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1968年05月16日のM7.9・震度5(1968年十勝沖地震)で深さは0kmであった。

青森県東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1968年05月16日 M7.9 震度5 青森県東方沖(1968年十勝沖地震)
1968年05月16日 M7.5 震度5 青森県東方沖
1943年06月13日 M7.1 震度4 青森県東方沖
1945年02月10日 M7.1 震度5 青森県東方沖
1922年12月09日 M6.8 震度3 青森県東方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1919年03月23日に青森県東方沖でM5.0・震度1の地震が約16kmの距離(深さ107km)で起きていた他、1960年04月15日に青森県東方沖でM5.5・震度4の地震が約19kmの距離(深さ104km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1960年10月09日に約20kmの距離で発生した青森県東方沖M6.6・震度4(深さ70km)であった。
 

東北地方と青森県東方沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在179予測。また青森県東方沖など震源地別予測が現在654予測となっている。

方面別予測において現在、計179予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは24予測、Cクラスは149予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が6予測、Cクラス予測が6予測となっている。

また震源地予測では現在、計654予測中、Aクラスが7予測、Bクラスが54予測、Cクラスが593予測となっており、このうち青森県東方沖に対してはAクラスが1予測、Bクラスが2予測、Cクラスが10予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%前後、青森県東方沖の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」青森県東方沖M3.1の類似12事例以後の発震傾向性

今回の青森県東方沖M3.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた12件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

青森県東方沖を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは12事例中3例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.3に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

青森県東方沖 12事例中1例
三陸沖 12事例中1例
宮城県沖 12事例中1例

また、千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが12事例中8例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の千島海溝における繋がりは12事例中8例で平均発生頻度1に対し1.3とやや多いと言える。

千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

釧路沖 12事例中2例
千島列島 12事例中2例
択捉島南東沖 12事例中2例
根室半島南東沖 12事例中2例
北海道東方沖 12事例中1例
十勝沖 12事例中1例
 

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※画像は気象庁より。