• NewsFlash
  • 国内M5クラス以上、海外M6クラス以上地震は国内地震・海外地震をご覧下さい。
2020年12月03日チリ内陸部でM5.2、2日前のアルゼンチンM6.3地震にも近い位置

チリ内陸部でM5.2、2日前のアルゼンチンM6.3地震にも近い位置


 

USGSによると日本時間2020年12月03日02:00にチリでM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では2日前にもM6.3の地震が内陸部で起きていた。

 

チリにおける今回の地震について

日本時間2020年12月03日02:00 M5.2 チリ(深さ約74km)

チリでM5.0以上地震が観測されたのは2020年11月22日のM6.1以来11日ぶりで今年55回目。前回の地震は今回の震源から約1,017km離れた位置であった。その前は2020年11月21日のM5.6で、今回の震源から約642km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源周辺では約260km内陸側に離れたアルゼンチン北西部で12月01日にM6.3の地震が発生したばかりであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震38事例のうち、その後1ヶ月以内にチリを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは38事例中17例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは38事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の38事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは38事例中4例であった。これは通常時の1に対し0.5で少ないと言える。
 

チリの最近の地震活動

チリにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が18回。2019年にチリの1ヶ月当たり平均発生数は16.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

チリでは2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にチリで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月01日 M6.8 チリ(深さ約25km)
2019年01月20日 M6.7 チリ(深さ約63km)
2019年09月29日 M6.7 チリ(深さ約11km)
2019年06月14日 M6.4 チリ(深さ約11km)
2019年11月04日 M6.1 チリ(深さ約53km)
※海外時間(UTC)

チリでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が8回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にチリで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.8 チリ(深さ約97km)
2020年09月01日 M6.8 チリ(深さ約23km)
2020年09月01日 M6.5 チリ(深さ約14km)
2020年09月01日 M6.3 チリ(深さ約17km)
2020年09月06日 M6.3 チリ(深さ約31km)
 

チリの過去の地震データ

1901年以降、チリで発生してきたM6.0以上の地震は441回でそのうちM7.0以上であったのが64回。20世紀以降、過去最大だったのは1960年05月22日のM9.5で深さは約25kmであった。

チリで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1960年05月22日 M9.5 チリ(深さ約25km)
2010年02月27日 M8.8 チリ(深さ約23km)
1922年11月11日 M8.5 チリ(深さ約70km)
2015年09月16日 M8.3 チリ(深さ約22km)
1906年08月17日 M8.2 チリ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1942年07月08日にチリでM6.8の地震が約73kmの距離(深さ35km)で起きていた他、1996年04月19日にチリでM6.6の地震が約80kmの距離(深さ50km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1987年03月05日に83kmの距離で発生したチリ M7.6(深さ62km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中南米とチリにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在611予測。またチリなど震源地別予測が現在2,791予測となっている。

方面別予測において現在、計611予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは123予測、Cクラスは456予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が39予測、Cクラス予測が8予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,791予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが180予測、Cクラスが2,583予測となっており、このうちチリに対してはAクラスが3予測、Bクラスが9予測、Cクラスが41予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、チリの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」チリM5.2の類似38事例以降の発震傾向性

今回のチリM5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた38件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

チリを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは38事例中17例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.4に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりはやや多いと言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 38事例中5例
ペルー 38事例中5例
コスタリカ 38事例中2例
アルゼンチン 38事例中2例
グアテマラ 38事例中2例
メキシコ 38事例中2例
エクアドル 38事例中1例
ベネズエラ 38事例中1例
ウィンドワード諸島 38事例中1例
ボリビア 38事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが38事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは38事例中1例で平均発生頻度1に対し0.2と少ないと言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

カナダ 38事例中1例

また、今回のチリにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは38事例中4例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.5で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1982年01月02日 M6.3・震度3 父島近海
1983年08月26日 M6.6・震度4 大分県北部
1987年02月06日 M6.7・震度5 福島県沖
2013年02月02日 M6.5・震度5強 十勝地方南部
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。