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2020年12月03日アルゼンチン内陸部でM5.2、2日前のM6.3地震から約700km南側の震源

アルゼンチン内陸部でM5.2、2日前のM6.3地震から約700km南側の震源


 

USGSによると日本時間2020年12月03日11:37にアルゼンチンの中部内陸部でM5.2の地震が発生した。

 

アルゼンチンにおける今回の地震について

日本時間2020年12月03日11:37 M5.2 アルゼンチン(深さ約124km)

アルゼンチンでM5.0以上地震が観測されたのは2020年11月30日のM6.3以来2日ぶりで今年16回目。前回の地震は今回の震源から約683km離れた位置であった。その前は2020年11月29日のM5.8で、今回の震源から約817km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

上記の通りアルゼンチンでは今回の震源より北側、ボリビアとの国境に近い場所で日本時間11月30日にM5.7、日本時間12月01日にM6.3の地震がそれぞれ発生しており、今回の震源はM6.3から南方向に約700km離れていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内にアルゼンチンを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは24事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは24事例中2例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の24事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは24事例中7例であった。これは通常時の1に対し1.3でやや多いと言える。
 

アルゼンチンの最近の地震活動

アルゼンチンにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が10回。2019年にアルゼンチンの1ヶ月当たり平均発生数は5.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

アルゼンチンでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にアルゼンチンで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年09月26日 M6.1 アルゼンチン(深さ約129km)
2019年12月24日 M6.0 アルゼンチン(深さ約582km)
2019年11月19日 M5.7 アルゼンチン(深さ約10km)
2019年11月03日 M5.6 アルゼンチン(深さ約120km)
2019年03月01日 M5.5 アルゼンチン(深さ約578km)
※海外時間(UTC)

アルゼンチンでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が1回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にアルゼンチンで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年11月30日 M6.3 アルゼンチン(深さ約148km)
2020年11月29日 M5.8 アルゼンチン(深さ約10km)
2020年01月23日 M5.5 アルゼンチン(深さ約554km)
2020年03月05日 M5.5 アルゼンチン(深さ約115km)
2020年04月29日 M5.4 アルゼンチン(深さ約154km)
 

アルゼンチンの過去の地震データ

1901年以降、アルゼンチンで発生してきたM6.0以上の地震は95回でそのうちM7.0以上であったのが14回。20世紀以降、過去最大だったのは1977年11月23日のM7.4で深さは約13kmであった。

アルゼンチンで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1977年11月23日 M7.4 アルゼンチン(深さ約13km)
1920年12月10日 M7.3 アルゼンチン(深さ約15km)
1991年06月23日 M7.3 アルゼンチン(深さ約558km)
1919年03月02日 M7.2 アルゼンチン(深さ約15km)
1962年12月08日 M7.2 アルゼンチン(深さ約589km)
※海外時間(UTC)

今回の震源から約100km以内ではこれまでM6.5以上のM7クラス地震は起きてこなかった。
 

中南米とアルゼンチンにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在611予測。またアルゼンチンなど震源地別予測が現在2,791予測となっている。

方面別予測において現在、計611予測中、Aクラスは32予測、Bクラスは123予測、Cクラスは456予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が39予測、Cクラス予測が8予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,791予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが180予測、Cクラスが2,583予測となっており、このうちアルゼンチンに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが46予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、アルゼンチンの危険度は100%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」アルゼンチンM5.2の類似24事例以降の発震傾向性

今回のアルゼンチンM5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

アルゼンチンを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中11例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 24事例中4例
アルゼンチン 24事例中2例
ペルー 24事例中2例
メキシコ 24事例中2例
エクアドル 24事例中1例
グアテマラ 24事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは24事例中2例で平均発生頻度1に対し0.6とやや少ないと言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 24事例中1例
米国 24事例中1例

また、今回のアルゼンチンにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは24事例中7例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.3でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1981年01月19日 M7.0・震度4 三陸沖
1982年03月21日 M7.1・震度6 浦河沖(昭和57年(1982年)浦河沖地震)
1985年08月12日 M6.4・震度4 福島県沖
1987年03月18日 M6.6・震度5 日向灘
1993年01月15日 M7.5・震度6 釧路沖(釧路沖地震)
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2010年02月27日 M7.2・震度5弱 沖縄本島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。