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2020年12月04日三宅島近海で前日に続く地震M2.9・震度1、これまでより約30km南側の震源

三宅島近海で前日に続く地震M2.9・震度1、これまでより約30km南側の震源


 

気象庁によると2020年12月04日00:20に三宅島近海でM2.9・震度1の地震が発生した。三宅島近海では前日にもM3.0の地震が起きたばかりで、震源の位置は異なっていた。

 

三宅島近海における今回の地震について

2020年12月04日00:20 M2.9・震度1 三宅島近海(深さ約10km)

三宅島近海で有感地震が観測されたのは前日13:00のM3.0・震度2以来1日ぶり。その前は2020年11月30日のM3.3・震度1で今回の震源からは約27km離れた場所で深さは12kmであった。

三宅島近海では11月30日に3回、12月03日に1回の有感地震を観測しておりいずれもほぼ同位置を震源としていたが、今回の地震は震源が異なっており約30km南側に離れた場所であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震15事例のうち、その後1ヶ月以内に三宅島近海を含む伊豆・小笠原でM6クラス以上の地震が起きていたのは15事例中8例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは15事例中2例で平均発生頻度1に対し0.4と少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

三宅島近海と伊豆・小笠原の最近の地震活動

三宅島近海で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が192回であるのに対し2019年に三宅島近海における1週間平均値は4回であったことから、現在の状況は多いと言える。

三宅島近海を含む伊豆・小笠原全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は245回で、2019年に伊豆・小笠原で記録された地震数は1週間当たり35回であったので、伊豆・小笠原における現在の地震数は多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては7回目。三宅島近海では2019年に1回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計6回のうちM3.0未満だったのが2回、M3.0~3.9が3回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

三宅島近海における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2013年04月17日 M6.2 震度5強 三宅島近海
2003年02月12日 M5.1 震度4 三宅島近海
2000年08月23日 M5.0 震度4 三宅島近海
2000年08月16日 M5.0 震度4 三宅島近海
2000年08月16日 M5.1 震度4 三宅島近海

三宅島近海を含む伊豆・小笠原で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月07日の硫黄島近海M5.9・震度2が挙げられる。
 

三宅島近海の過去の地震データ

1919年以降、三宅島近海で発生してきた有感地震は5,089回でそのうちM5.0以上であったのが71回。またM6.0以上は8回でM7.0以上の大地震は0回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは2000年07月30日のM6.5・震度6弱(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)で深さは17kmであった。

三宅島近海において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
2000年07月30日 M6.5 震度6弱 三宅島近海(2000年新島・神津島・三宅島近海群発地震のひとつ)
1982年12月28日 M6.4 震度4 三宅島近海
1991年09月03日 M6.3 震度4 三宅島近海
1983年10月03日 M6.2 震度5 三宅島近海
2013年04月17日 M6.2 震度5強 三宅島近海

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1936年10月25日に三宅島近海でM5.1・震度2の地震が約0kmの距離(深さ0km)で起きていた他、1982年12月28日に三宅島近海でM5.8・震度3の地震が約8kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2000年07月30日に約20kmの距離で発生した三宅島近海M6.5・震度6弱(深さ17km)であった。
 

伊豆・小笠原と三宅島近海における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は伊豆・小笠原など方面別予測が現在155予測。また三宅島近海など震源地別予測が現在573予測となっている。

方面別予測において現在、計155予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは19予測、Cクラスは130予測。このうち伊豆・小笠原に対してはAクラス予測が3予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が8予測となっている。

また震源地予測では現在、計573予測中、Aクラスが6予測、Bクラスが45予測、Cクラスが522予測となっており、このうち三宅島近海に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが3予測となっている。

通常時との比較では伊豆・小笠原の現在の危険度は100%前後、三宅島近海の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」三宅島近海M2.9の類似15事例以後の発震傾向性

今回の三宅島近海M2.9の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた15件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

三宅島近海を含む伊豆・小笠原で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは15事例中8例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に伊豆・小笠原で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、伊豆・小笠原への繋がりは多いと言える。

伊豆・小笠原で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

小笠原諸島西方沖 15事例中4例
三宅島近海 15事例中2例
硫黄島近海 15事例中2例
新島・神津島近海 15事例中1例
父島近海 15事例中1例
鳥島近海 15事例中1例

また、関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが15事例中2例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の関東地方における繋がりは15事例中2例で平均発生頻度1に対し0.4と少ないと言える。

関東地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

茨城県沖 15事例中1例
千葉県東方沖 15事例中1例
 

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※画像は気象庁より。