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2020年12月04日大洋州のロイヤリティ諸島でM5.4、13日ぶり今年6回目のM5以上地震

大洋州のロイヤリティ諸島でM5.4、13日ぶり今年6回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年12月04日02:07にニューカレドニアに近い大洋州のロイヤリティ諸島でM5.4の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年06月13日にロイヤリティ諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約99km離れた場所で起きていた。

 

ロイヤリティ諸島における今回の地震について

日本時間2020年12月04日02:07 M5.4 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)

ロイヤリティ諸島でM5.0以上地震が観測されたのは2020年11月20日のM5.4以来13日ぶりで今年6回目。前回の地震は今回の震源から約208km離れた位置であった。その前は2020年10月05日のM5.2で、今回の震源から約122km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源はニューカレドニアの東沖合で、周辺では上記の通り日本時間11月21日にもM5.4の地震が今回の震源から約200km離れた場所で起きていた。

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年06月13日にロイヤリティ諸島でM5.0の地震が今回の震源からは約99km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震24事例のうち、その後1ヶ月以内にロイヤリティ諸島を含む大洋州でM7クラス以上の地震が起きていたのは24事例中15例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは24事例中1例で平均発生頻度1に対し2.1と多いと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の24事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは24事例中6例であった。これは通常時の1に対し1.1で通常程度と言える。
 

ロイヤリティ諸島の最近の地震活動

ロイヤリティ諸島における最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にロイヤリティ諸島の1ヶ月当たり平均発生数は1回以下であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が多いと言える状態である。

ロイヤリティ諸島では2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にロイヤリティ諸島で発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年09月16日 M5.6 ロイヤリティ諸島(深さ約119km)
2020年11月20日 M5.4 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
2020年10月05日 M5.2 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
2020年06月13日 M5.0 ロイヤリティ諸島(深さ約116km)
2020年08月07日 M5.0 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
 

ロイヤリティ諸島の過去の地震データ

1901年以降、ロイヤリティ諸島で発生してきたM6.0以上の地震は136回でそのうちM7.0以上であったのが13回。20世紀以降、過去最大だったのは1901年08月09日のM7.9で深さは約0kmであった。

ロイヤリティ諸島で過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1901年08月09日 M7.9 ロイヤリティ諸島(深さ約0km)
1995年05月16日 M7.7 ロイヤリティ諸島(深さ約20km)
1928年03月16日 M7.6 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
1998年01月04日 M7.5 ロイヤリティ諸島(深さ約101km)
2003年12月27日 M7.3 ロイヤリティ諸島(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1981年09月17日にロイヤリティ諸島でM6.6の地震が約30kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1947年11月09日にロイヤリティ諸島でM6.6の地震が約32kmの距離(深さ15km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1901年08月09日に95kmの距離で発生したロイヤリティ諸島 M7.9(深さ0km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

大洋州とロイヤリティ諸島における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は大洋州など方面別予測が現在598予測。またロイヤリティ諸島など震源地別予測が現在2,742予測となっている。

方面別予測において現在、計598予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは122予測、Cクラスは445予測。このうち大洋州に対してはAクラス予測が17予測、Bクラス予測が35予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,742予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが178予測、Cクラスが2,536予測となっており、このうちロイヤリティ諸島に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが40予測となっている。

通常時との比較では大洋州の現在の危険度は100%以上、ロイヤリティ諸島の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ロイヤリティ諸島M5.4の類似24事例以降の発震傾向性

今回のロイヤリティ諸島M5.4の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた24件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ロイヤリティ諸島を含む大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは24事例中15例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に大洋州で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、大洋州への繋がりはやや多いと言える。

大洋州で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

パプアニューギニア 24事例中6例
ロイヤリティ諸島 24事例中5例
フィジー 24事例中3例
トンガ 24事例中2例
ケルマデック諸島 24事例中2例
ソロモン諸島 24事例中2例
ニューカレドニア 24事例中2例
サモア 24事例中1例
ニュージーランド 24事例中1例
サンタクルーズ諸島 24事例中1例

それ以外では南太平洋で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが24事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の南太平洋における繋がりは24事例中1例で平均発生頻度1に対し2.1と多いと言える。

南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

東太平洋海嶺 24事例中1例

また、今回のロイヤリティ諸島における地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは24事例中6例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.1で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1986年06月24日 M6.4・震度4 千葉県南東沖
2001年03月24日 M6.7・震度6弱 安芸灘(芸予地震)
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2005年11月15日 M7.2・震度3 三陸沖
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。