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2020年12月04日中米ニカラグア沖合で5ヶ月ぶりM5超え地震M5.2、1992年M8クラスの震源付近

中米ニカラグア沖合で5ヶ月ぶりM5超え地震M5.2、1992年M8クラスの震源付近


 

USGSによると日本時間2020年12月04日11:19に中米ニカラグアの沖合でM5.2の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年07月13日にニカラグアでM5.3の地震が今回の震源からは約91km離れた場所で起きていた。

 

ニカラグアにおける今回の地震について

日本時間2020年12月04日11:19 M5.2 ニカラグア(深さ約31km)

ニカラグアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年07月12日のM5.3以来144日ぶりで今年8回目。前回の地震は今回の震源から約91km離れた位置であった。その前は2020年06月29日のM5.1で、今回の震源から約80km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では約25kmの距離で1992年09月02日にM7.7のM8クラス地震が起きていた。深さは約45kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震29事例のうち、その後1ヶ月以内にニカラグアを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは29事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは29事例中2例で平均発生頻度1に対し0.5と少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の29事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは29事例中8例であった。これは通常時の1に対し1.2でやや多いと言える。
 

ニカラグアの最近の地震活動

ニカラグアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が3回。2019年にニカラグアの1ヶ月当たり平均発生数は2.7回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

ニカラグアでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

2019年にニカラグアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年05月16日 M5.9 ニカラグア(深さ約72km)
※海外時間(UTC)

ニカラグアでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にニカラグアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年01月03日 M5.5 ニカラグア(深さ約107km)
2020年01月24日 M5.3 ニカラグア(深さ約35km)
2020年06月21日 M5.3 ニカラグア(深さ約36km)
2020年07月12日 M5.3 ニカラグア(深さ約151km)
2020年01月07日 M5.2 ニカラグア(深さ約203km)
 

ニカラグアの過去の地震データ

1901年以降、ニカラグアで発生してきたM6.0以上の地震は45回でそのうちM7.0以上であったのが6回。20世紀以降、過去最大だったのは1992年09月02日のM7.7で深さは約45kmであった。

ニカラグアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1992年09月02日 M7.7 ニカラグア(深さ約45km)
1916年02月27日 M7.2 ニカラグア(深さ約15km)
1956年10月24日 M7.1 ニカラグア(深さ約35km)
1967年10月15日 M7.1 ニカラグア(深さ約160km)
1926年11月05日 M7.0 ニカラグア(深さ約15km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1928年10月25日にニカラグアでM6.5の地震が約14kmの距離(深さ30km)で起きていた他、1954年02月19日にニカラグアでM6.8の地震が約18kmの距離(深さ35km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1992年09月02日に25kmの距離で発生したニカラグア M7.7(深さ45km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中南米とニカラグアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在598予測。またニカラグアなど震源地別予測が現在2,742予測となっている。

方面別予測において現在、計598予測中、Aクラスは31予測、Bクラスは122予測、Cクラスは445予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が39予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,742予測中、Aクラスが28予測、Bクラスが178予測、Cクラスが2,536予測となっており、このうちニカラグアに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが27予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、ニカラグアの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ニカラグアM5.2の類似29事例以降の発震傾向性

今回のニカラグアM5.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた29件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ニカラグアを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは29事例中12例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

メキシコ 29事例中5例
コロンビア 29事例中2例
チリ 29事例中2例
ニカラグア 29事例中1例
アルゼンチン 29事例中1例
ベネズエラ 29事例中1例
ペルー 29事例中1例
ジャマイカ 29事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが29事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは29事例中2例で平均発生頻度1に対し0.5と少ないと言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 29事例中2例

また、今回のニカラグアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは29事例中8例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し1.2でやや多いという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1984年01月01日 M7.0・震度4 三重県南東沖
1993年10月12日 M6.9・震度4 東海道南方沖
1994年12月28日 M7.6・震度6 三陸沖(三陸はるか沖地震)
1996年12月22日 M6.4・震度2 北海道南西沖
2005年01月19日 M6.8・震度1 関東東方沖
2007年03月25日 M6.9・震度6強 能登半島沖(能登半島地震)
2007年09月28日 M7.6・震度2 マリアナ諸島
2018年09月06日 M6.7・震度7 胆振地方中東部(平成30年北海道胆振東部地震)
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。