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2020年12月05日浦河沖で55日ぶり地震M4.2・震度1、1982年M7.1浦河沖地震やや浅い震源

浦河沖で55日ぶり地震M4.2・震度1、1982年M7.1浦河沖地震やや浅い震源


 

気象庁によると2020年12月05日13:57に浦河沖でM4.2・震度1の地震が発生した。浦河沖で有感地震が記録されたのは55日ぶり。今年20回目となる有感地震であった。

 

浦河沖における今回の地震について

2020年12月05日13:57 M4.2・震度1 浦河沖(深さ約60km)

浦河沖で有感地震が観測されたのは2020年10月11日のM3.9・震度1以来55日ぶり。今回の震源からは約4km離れた場所で深さは62kmであった。その前は2020年09月02日のM3.5・震度1で、今回の震源から約9km離れた場所で深さは64kmであった。

今回の震源付近では1982年03月21日にM7.1・震度6の浦河沖地震が約6kmの距離で起きていた。深さは40kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震36事例のうち、その後1ヶ月以内に浦河沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは36事例中18例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは36事例中4例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多い、東北地方における繋がりは36事例中10例で平均発生頻度1に対し0.4で少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

浦河沖と千島海溝の最近の地震活動

浦河沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が9回であるのに対し2019年に浦河沖における1週間平均値は16回であったことから、現在の状況はやや少ないと言える。

浦河沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は72回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては20回目。浦河沖では2019年に12回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計19回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が16回、M4.0~4.9が2回、M5.0以上が1回となっている。

浦河沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年03月28日 M5.0 震度3 浦河沖
2017年09月10日 M5.6 震度4 浦河沖
2016年09月26日 M5.4 震度4 浦河沖
2016年01月14日 M6.7 震度5弱 浦河沖
2015年09月12日 M5.4 震度4 浦河沖

浦河沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

浦河沖の過去の地震データ

1919年以降、浦河沖で発生してきた有感地震は1,170回でそのうちM5.0以上であったのが135回。またM6.0以上は21回でM7.0以上の大地震は1回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1982年03月21日のM7.1・震度6(昭和57年(1982年)浦河沖地震)で深さは40kmであった。

浦河沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1982年03月21日 M7.1 震度6 浦河沖(昭和57年(1982年)浦河沖地震)
1981年01月23日 M6.9 震度5 浦河沖
1944年02月01日 M6.8 震度4 浦河沖
1968年09月21日 M6.8 震度5 浦河沖
2016年01月14日 M6.7 震度5弱 浦河沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1971年11月11日に浦河沖でM5.4・震度3の地震が約3kmの距離(深さ67km)で起きていた他、1970年07月08日に浦河沖でM5.1・震度3の地震が約3kmの距離(深さ67km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1982年03月21日に約6kmの距離で発生した浦河沖M7.1・震度6(深さ40km)であった。
 

千島海溝と浦河沖における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は千島海溝など方面別予測が現在155予測。また浦河沖など震源地別予測が現在573予測となっている。

方面別予測において現在、計155予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは19予測、Cクラスは130予測。このうち千島海溝に対してはAクラス予測が1予測、Bクラス予測が7予測、Cクラス予測が4予測となっている。

また震源地予測では現在、計573予測中、Aクラスが6予測、Bクラスが45予測、Cクラスが522予測となっており、このうち浦河沖に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較では千島海溝の現在の危険度は100%以下、浦河沖の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」浦河沖M4.2の類似36事例以後の発震傾向性

今回の浦河沖M4.2の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた36件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

浦河沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは36事例中18例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりは通常程度と言える。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

北海道東方沖 36事例中8例
択捉島南東沖 36事例中4例
千島列島 36事例中3例
釧路沖 36事例中2例
十勝沖 36事例中2例
浦河沖 36事例中1例
根室半島南東沖 36事例中1例

また、北海道地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが36事例中4例、東北地方では36事例中10例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北海道地方における繋がりは36事例中4例で平均発生頻度1に対し1.2とやや多い、東北地方における繋がりは36事例中10例で平均発生頻度1に対し0.4で少ないという結果であった。

北海道地方及び東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

釧路地方中南部 36事例中2例
釧路地方北部 36事例中1例
日高地方東部 36事例中1例
檜山地方 36事例中1例

三陸沖 36事例中5例
福島県沖 36事例中3例
青森県東方沖 36事例中1例
青森県西方沖 36事例中1例
岩手県沖 36事例中1例
秋田県内陸南部 36事例中1例
宮城県沖 36事例中1例
 

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※画像は気象庁より。