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2020年12月05日釧路地方中南部でM3.8・震度2、90日ぶり今年7回目の有感地震

釧路地方中南部でM3.8・震度2、90日ぶり今年7回目の有感地震


 

気象庁によると2020年12月05日14:59に釧路地方中南部でM3.8・震度2の地震が発生した。釧路地方中南部で有感地震が記録されたのは90日ぶり。今年7回目となる有感地震であった。

 

釧路地方中南部における今回の地震について

2020年12月05日14:59 M3.8・震度2 釧路地方中南部(深さ約110km)

釧路地方中南部で有感地震が観測されたのは2020年09月06日のM4.0・震度2以来90日ぶり。今回の震源からは約97km離れた場所で深さは149kmであった。その前は2020年09月04日のM3.7・震度1で、今回の震源から約25km離れた場所で深さは119kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震6事例のうち、その後1ヶ月以内に釧路地方中南部を含む北海道地方でM6クラス以上の地震が起きていた事例はなかった。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは6事例中4例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、千島海溝における繋がりは6事例中1例で平均発生頻度1に対し0.5で少ないという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

釧路地方中南部と北海道地方の最近の地震活動

釧路地方中南部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が7回であるのに対し2019年に釧路地方中南部における1週間平均値は8回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

釧路地方中南部を含む北海道地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は91回で、2019年に北海道地方で記録された地震数は1週間当たり133回であったので、北海道地方における現在の地震数はやや少ないと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては7回目。釧路地方中南部では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計6回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が4回、M4.0~4.9が2回、M5.0以上が0回となっている。

釧路地方中南部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2013年03月09日 M5.0 震度3 釧路地方中南部
2009年12月28日 M5.0 震度4 釧路地方中南部
1999年05月13日 M6.3 震度4 釧路地方中南部
1995年09月16日 M5.2 震度3 釧路地方中南部
1991年10月25日 M5.7 震度4 釧路地方中南部

釧路地方中南部を含む北海道地方では2020年に入りM5.0を超える規模の地震は観測されていない。(千島海溝沿いの地震は含まない)
 

釧路地方中南部の過去の地震データ

1919年以降、釧路地方中南部で発生してきた有感地震は198回でそのうちM5.0以上であったのが24回、M6.0以上が5回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1931年03月30日のM6.4・震度4で深さは62kmであった。

釧路地方中南部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1931年03月30日 M6.4 震度4 釧路地方中南部
1927年10月12日 M6.3 震度3 釧路地方中南部
1959年01月31日 M6.3 震度4 釧路地方中南部
1999年05月13日 M6.3 震度4 釧路地方中南部
1962年02月21日 M6.2 震度4 釧路地方中南部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1930年12月09日に十勝地方北部でM5.0・震度2の地震が約8kmの距離(深さ81km)で起きていた他、1944年07月10日に十勝地方北部でM5.8・震度3の地震が約9kmの距離(深さ117km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1931年03月30日に約18kmの距離で発生した釧路地方中南部M6.4・震度4(深さ62km)であった。
 

北海道地方と釧路地方中南部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は北海道地方など方面別予測が現在155予測。また釧路地方中南部など震源地別予測が現在573予測となっている。

方面別予測において現在、計155予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは19予測、Cクラスは130予測。このうち北海道地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が12予測となっている。

また震源地予測では現在、計573予測中、Aクラスが6予測、Bクラスが45予測、Cクラスが522予測となっており、このうち釧路地方中南部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが1予測、Cクラスが8予測となっている。

通常時との比較では北海道地方の現在の危険度は100%以下、釧路地方中南部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」釧路地方中南部M3.8の類似6事例以後の発震傾向性

今回の釧路地方中南部M3.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた事例について、釧路地方中南部を含む北海道地方でその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性は特にみられなかったあるいは該当事例は見当たらなかった。

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが6事例中4例、千島海溝では6事例中1例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは6事例中4例で平均発生頻度1に対し1.0と通常程度、千島海溝における繋がりは6事例中1例で平均発生頻度1に対し0.5で少ないという結果であった。

東北地方及び千島海溝で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

三陸沖 6事例中2例
福島県沖 6事例中2例
青森県津軽南部 6事例中1例

釧路沖 6事例中1例
根室半島南東沖 6事例中1例

追記:12月05日の釧路地方中南部M3.8・震度2は十勝地方中部に、規模・震度は変わらず
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。