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2020年12月06日茨城県北部でM3.7・震度2の地震、関東・東北M6クラスへの繋がりも

茨城県北部でM3.7・震度2の地震、関東・東北M6クラスへの繋がりも


 

気象庁によると2020年12月06日02:22に茨城県北部でM3.7・震度2の地震が発生した。茨城県北部で有感地震が記録されたのは8日ぶり。今年40回目となる有感地震であった。

 

茨城県北部における今回の地震について

2020年12月06日02:22 M3.7・震度2 茨城県北部(深さ約10km)

茨城県北部で有感地震が観測されたのは2020年11月27日のM3.4・震度1以来8日ぶり。今回の震源からは約5km離れた場所で深さは9kmであった。その前は2020年10月28日のM3.3・震度1で、今回の震源から約4km離れた場所で深さは8kmであった。

今回の震源は福島県との県境に近く、地震の多い場所であった。

今回の震源付近で同規模の地震が起きた場合、以下の通り1ヶ月以内の関東・東北M6クラス以上に繋がるケースが「多い」「やや多い」とされている。今回の震源付近では10月16日にM3.8・震度2、10月28日にもM3.3・震度1の地震が発生していたが、その後11月06日に青森県東方沖でM5.7・震度3へと繋がっていた。11月27日のM3.4・震度1も今回の震源に近かったが、関東・東北におけるM6クラス以上はまだ記録されていない。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震16事例のうち、その後1ヶ月以内に茨城県北部を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは16事例中7例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは16事例中11例で平均発生頻度1に対し1.5とやや多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

茨城県北部と関東地方の最近の地震活動

茨城県北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が129回であるのに対し2019年に茨城県北部における1週間平均値は160回であったことから、現在の状況は通常並みと言える。

茨城県北部を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は587回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては40回目。茨城県北部では2019年に39回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計39回のうちM3.0未満だったのが12回、M3.0~3.9が24回、M4.0~4.9が2回、M5.0以上が1回となっている。

茨城県北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年06月01日 M5.2 震度4 茨城県北部
2019年06月17日 M5.1 震度4 茨城県北部
2017年08月02日 M5.5 震度4 茨城県北部
2016年12月28日 M6.3 震度6弱 茨城県北部
2016年07月27日 M5.4 震度5弱 茨城県北部

茨城県北部を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月22日の茨城県沖M5.7・震度5弱が挙げられる。
 

茨城県北部の過去の地震データ

1919年以降、茨城県北部で発生してきた有感地震は2,204回でそのうちM5.0以上であったのが39回、M6.0以上が4回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1924年09月18日のM6.5・震度4で深さは49kmであった。

茨城県北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1924年09月18日 M6.5 震度4 茨城県北部
1930年06月01日 M6.5 震度5 茨城県北部
2016年12月28日 M6.3 震度6弱 茨城県北部
2011年03月19日 M6.1 震度5強 茨城県北部
1924年09月18日 M5.6 震度3 茨城県北部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2011年03月19日に茨城県北部でM6.1・震度5強の地震が約4kmの距離(深さ5km)で起きていた他、2011年04月14日に茨城県北部でM5.1・震度4の地震が約4kmの距離(深さ9km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは2011年04月11日に約15kmの距離で発生した福島県浜通りM7.0・震度6弱(深さ6km)であった。
 

関東地方と茨城県北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在142予測。また茨城県北部など震源地別予測が現在528予測となっている。

方面別予測において現在、計142予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは17予測、Cクラスは119予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が2予測、Cクラス予測が9予測となっている。

また震源地予測では現在、計528予測中、Aクラスが6予測、Bクラスが43予測、Cクラスが479予測となっており、このうち茨城県北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%以下、茨城県北部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」茨城県北部M3.7の類似16事例以後の発震傾向性

今回の茨城県北部M3.7の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた16件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

茨城県北部を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは16事例中7例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりは多いと言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

千葉県東方沖 16事例中4例
茨城県沖 16事例中4例
茨城県北部 16事例中1例
神奈川県西部 16事例中1例
関東東方沖 16事例中1例
千葉県北東部 16事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが16事例中11例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは16事例中11例で平均発生頻度1に対し1.5とやや多いと言える。

東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

福島県沖 16事例中6例
三陸沖 16事例中4例
青森県東方沖 16事例中3例
宮城県沖 16事例中3例
岩手県沖 16事例中2例
福島県浜通り 16事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。