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国内地震 発生地震

2017年07月01日深夜胆振地方中東部M5.3・震度5弱で気象庁「周辺活断層での大きな地震否定できない」

2018/01/30

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7月1日23:45に北海道の胆振地方中東部でM5.3・震度5弱の地震が発生した(画像はYahoo!天気・災害より)。

国内でM5以上の地震を記録したのは前日、6月30日23:04の宮古島北西沖M5.0・震度3以来で、震度5弱以上を観測したのは6月25日の長野県南部M5.7・震度5強以来である。

また胆振地方中東部としては有感地震の発生は2016年6月25日のM2.5・震度1以来約1年ぶりのことであり、同震源においてM5以上の地震が起きたのは2007年4月19日のM5.5・震度4以来10年ぶり、更に胆振地方中東部での震度5弱以上は過去90年一度も起きていなかった。

今回の地震で気になる点は今のところ2つ。まず北海道の内陸部としては胆振地方中東部から北側に位置する留萌地方南部で7月1日の午前、2度の有感地震が発生していたことである。

07月01日06:39 M3.8 震度2 留萌地方南部
07月01日08:28 M2.7 震度1 留萌地方南部

留萌地方南部における有感地震としては1月28日のM1.6・震度1以来だがそもそも有感地震の数自体が少なく、2014年と2015年には地震が起きていなかった上、2016年にも1度しか観測されていない。また1967年まで40年間遡っても有感地震の数は34回であり、更にそれ以前としては1930年まで遡らなければ記録が残っていないのである。

同じ北海道内部で珍しい震源が相次いで揺れた原因に相関関係があるかどうかは不明だが一応押さえておきたい点と言えるだろう。

次に知っておきたいのは今回の胆振地方中東部での震度5弱地震について気象庁が記者会見を開いたが、発表資料の中で近接する活断層との関連における注意点が示されていることだ。

気象庁によると今回の震源のすぐ西側には石狩低地東縁断層帯が存在しているといい、今回の様な地震の後に隣接する別の活断層が動いたケースもあるとして2016年の熊本地震を含む複数の例を提示した上で「注意点」としてこう記しているのである。

気象庁「過去の例のように、今回の地震の周辺に存在する活断層等で大きな地震が発生する可能性は否定出来ないため、注意が必要です。」

気象庁「今回の地震の周辺に存在する活断層で大きな地震が発生した場合には、周辺で震度6強以上の強い揺れになると予想されています。」

これは今回の地震が前震であった可能性を否定していないものと受け止められるが、仮に石狩低地東縁断層帯が動いた場合の想定規模はどの程度なのだろうか。

地震本部によると主部ではM7.9程度、南部でM7.7程度以上とされているが、30年以内の地震発生確率は主部が「ほぼ0%」南部が「0.2%以下」とそれほど高くはない。

ただし南北に走る石狩低地東縁断層帯の北側では前述した留萌地方南部に近い増毛山地東縁断層帯と近づいているためこれも気になる所と言えるだろう。
 


 

関連URL:【気象庁】平成29年7月1日23時45分頃の胆振地方中東部の地震について


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