• 海外地震
  • 海外M5.5(M6クラス)以上の地震。M5.4以下はNewsFlashをご覧下さい。
2020年12月07日南米チリの北部でM6.1、世界でM6以上地震の発生は5日ぶり

南米チリの北部でM6.1、世界でM6以上地震の発生は5日ぶり


 

USGSによると日本時間2020年12月07日01:47にチリ北部でM6.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年11月14日にチリでM5.1の地震が今回の震源からは約5km離れた場所で起きていた。

 

チリにおける今回の地震について

日本時間2020年12月07日01:47 M6.1 チリ(深さ約100km)

今回の地震は2020年に世界で発生したM6.0以上の地震としては2020年12月02日にバレニー諸島で発生したM6.0以来5日ぶりで、2020年としては113回目となる(発生日時は日本時間)。

チリでM5.5以上の地震が観測されたのは海外時間(UTC)2020年11月22日のM6.1以来15日ぶりで今年21回目。前回の地震は今回の震源から約1,356km離れた位置であった。その前は海外時間(UTC)2020年11月21日のM5.6で、今回の震源から約985km離れていた。

今回の震源付近では上記の通り11月14日にM5.1の地震が約5kmの距離とほぼ同位置で起きており、深さも93kmと同程度であった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震27事例のうち、その後1ヶ月以内にチリを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは27事例中9例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは27事例中6例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、南太平洋における繋がりは27事例中1例で平均発生頻度1に対し1.9で多いという結果であった。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の27事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは27事例中5例であった。これは通常時の1に対し0.8で通常程度と言える。
 

チリの最近の地震活動

チリにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が16回。2019年にチリの1ヶ月当たり平均発生数は16.9回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

チリでは2019年にM6.0以上の地震が6回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にチリで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年08月01日 M6.8 チリ(深さ約25km)
2019年01月20日 M6.7 チリ(深さ約63km)
2019年09月29日 M6.7 チリ(深さ約11km)
2019年06月14日 M6.4 チリ(深さ約11km)
2019年11月04日 M6.1 チリ(深さ約53km)
※海外時間(UTC)

チリでは2020年にこれまでM6.0以上の規模の地震が8回起きているがM7.0以上の大地震は発生していない。

2020年にチリで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年06月03日 M6.8 チリ(深さ約97km)
2020年09月01日 M6.8 チリ(深さ約23km)
2020年09月01日 M6.5 チリ(深さ約14km)
2020年09月01日 M6.3 チリ(深さ約17km)
2020年09月06日 M6.3 チリ(深さ約31km)
 

チリの過去の地震データ

1901年以降、チリで発生してきたM6.0以上の地震は441回でそのうちM7.0以上であったのが64回。20世紀以降、過去最大だったのは1960年05月22日のM9.5で深さは約25kmであった。

チリで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1960年05月22日 M9.5 チリ(深さ約25km)
2010年02月27日 M8.8 チリ(深さ約23km)
1922年11月11日 M8.5 チリ(深さ約70km)
2015年09月16日 M8.3 チリ(深さ約22km)
1906年08月17日 M8.2 チリ(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約200km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1976年11月30日にチリでM6.5の地震が約23kmの距離(深さ82km)で起きていた他、1959年06月14日にチリでM7.1の地震が約25kmの距離(深さ109km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約200km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは2014年04月01日に197kmの距離で発生したチリ M8.2(深さ25km)であった。(時刻は海外時間(UTC))。
 

中南米とチリにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在560予測。またチリなど震源地別予測が現在2,530予測となっている。

方面別予測において現在、計560予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは114予測、Cクラスは416予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が36予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,530予測中、Aクラスが26予測、Bクラスが175予測、Cクラスが2,329予測となっており、このうちチリに対してはAクラスが3予測、Bクラスが9予測、Cクラスが37予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は100%以上、チリの危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」チリM6.1の類似27事例以降の発震傾向性

今回のチリM6.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた27件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

チリを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは27事例中9例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.9に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 27事例中4例
メキシコ 27事例中4例
ブラジル 27事例中1例
トリニダード・トバゴ 27事例中1例
ペルー 27事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが27事例中6例、南太平洋では27事例中1例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは27事例中6例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、南太平洋における繋がりは27事例中1例で平均発生頻度1に対し1.9で多いという結果であった。

北米及び南太平洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

アラスカ 27事例中4例
カナダ 27事例中2例

チリ海嶺 27事例中1例

また、今回のチリにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは27事例中5例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.8で通常程度という結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

2001年03月24日 M6.7・震度6弱 安芸灘(芸予地震)
2005年08月16日 M7.2・震度6弱 宮城県沖(2005年宮城県沖地震)
2010年03月14日 M6.7・震度5弱 福島県沖
2011年04月07日 M7.2・震度6強 宮城県沖
2013年09月04日 M6.8・震度4 鳥島近海
 

※本文に記載の情報は速報値に基づいており、その後情報が更新される場合があります。最新の情報は関係機関にてご確認下さい。
※記事及びデータの使用はご遠慮下さい。当社のポリシーは「無断転載禁止」をご覧下さい。
※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
※この記事は合同会社イイチロの地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の記事自動制作支援システムを利用しています。
※画像はU.S. Geological Surveyより。