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2020年12月07日栃木県南部でM2.6・震度1、111日ぶり今年5回目の有感地震

栃木県南部でM2.6・震度1、111日ぶり今年5回目の有感地震


 

気象庁によると2020年12月07日15:03に栃木県南部でM2.6・震度1の地震が発生した。栃木県南部で有感地震が記録されたのは111日ぶり。今年5回目となる有感地震であった。

 

栃木県南部における今回の地震について

2020年12月07日15:03 M2.6・震度1 栃木県南部(深さ約10km)

栃木県南部で有感地震が観測されたのは2020年08月18日のM3.4・震度1以来111日ぶり。今回の震源からは約49km離れた場所で深さは67kmであった。その前は2020年07月10日のM2.9・震度1で、今回の震源から約82km離れた場所で深さは87kmであった。

今回の震源は群馬県との県境に近い栃木県の西部で、付近には内ノ籠断層が走っている。内ノ籠断層では30年以内にM6.6程度の地震が不明の確率で予測されている

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震22事例のうち、その後1ヶ月以内に栃木県南部を含む関東地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは22事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは22事例中9例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

栃木県南部と関東地方の最近の地震活動

栃木県南部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が14回であるのに対し2019年に栃木県南部における1週間平均値は11回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

栃木県南部を含む関東地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は601回で、2019年に関東地方で記録された地震数は1週間当たり554回であったので、関東地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては5回目。栃木県南部では2019年に2回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計4回のうちM3.0未満だったのが2回、M3.0~3.9が2回、M4.0~4.9が0回、M5.0以上が0回となっている。

栃木県南部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2009年12月18日 M5.1 震度4 栃木県南部
1975年03月11日 M5.0 震度3 栃木県南部
1967年03月19日 M5.4 震度4 栃木県南部
1949年12月27日 M5.8 震度3 栃木県南部
1940年11月27日 M5.4 震度3 栃木県南部

栃木県南部を含む関東地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月22日の茨城県沖M5.7・震度5弱が挙げられる。
 

栃木県南部の過去の地震データ

1919年以降、栃木県南部で発生してきた有感地震は303回でそのうちM5.0以上は7回だが、M6.0以上の地震はこれまでに観測されていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1949年12月27日のM5.8・震度3で深さは11kmであった。

栃木県南部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1949年12月27日 M5.8 震度3 栃木県南部
1940年11月27日 M5.4 震度3 栃木県南部
1967年03月19日 M5.4 震度4 栃木県南部
1924年10月08日 M5.1 震度3 栃木県南部
1928年04月13日 M5.1 震度4 栃木県南部

今回の震源から10km以内ではこれまでにM5.0以上の有感地震は発生してこなかった。
 

関東地方と栃木県南部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関東地方など方面別予測が現在154予測。また栃木県南部など震源地別予測が現在569予測となっている。

方面別予測において現在、計154予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは21予測、Cクラスは127予測。このうち関東地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が2予測、Cクラス予測が10予測となっている。

また震源地予測では現在、計569予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが47予測、Cクラスが514予測となっており、このうち栃木県南部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では関東地方の現在の危険度は100%以下、栃木県南部の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」栃木県南部M2.6の類似22事例以後の発震傾向性

今回の栃木県南部M2.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた22件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

栃木県南部を含む関東地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは22事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関東地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.7に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関東地方への繋がりはやや少ないと言える。

関東地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

茨城県沖 22事例中3例
茨城県南部 22事例中2例
千葉県北東部 22事例中1例

また、東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが22事例中9例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の東北地方における繋がりは22事例中9例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

東北地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

三陸沖 22事例中4例
福島県沖 22事例中4例
宮城県沖 22事例中2例
岩手県沖 22事例中1例
青森県東方沖 22事例中1例
秋田県沖 22事例中1例

追記:12月07日の栃木県南部M2.6・震度1は栃木県北部に、規模・震度は変わらず
 

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※画像は気象庁より。