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2020年12月08日南米コロンビア沿岸部でM5.1、139日ぶり今年6回目のM5以上地震

南米コロンビア沿岸部でM5.1、139日ぶり今年6回目のM5以上地震


 

USGSによると日本時間2020年12月08日12:22に南米コロンビアの沿岸部でM5.1の地震が発生した。

 

コロンビアにおける今回の地震について

日本時間2020年12月08日12:22 M5.1 コロンビア(深さ約35km)

コロンビアでM5.0以上地震が観測されたのは2020年07月22日のM5.1以来139日ぶりで今年6回目。前回の地震は今回の震源から約792km離れた位置であった。その前は2020年07月09日のM5.1で、今回の震源から約520km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源付近では下記の通り1991年11月19日にM7.2の大地震が約17kmの距離(深さ約21km)で、また2004年11月15日にもM7.2と同規模の大地震が約10kmの距離(深さ約10km)で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震34事例のうち、その後1ヶ月以内にコロンビアを含む中南米でM7クラス以上の地震が起きていたのは34事例中14例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは34事例中3例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の34事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは34事例中5例であった。これは通常時の1に対し0.6でやや少ないと言える。
 

コロンビアの最近の地震活動

コロンビアにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が2回。2019年にコロンビアの1ヶ月当たり平均発生数は2.3回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数が通常並みと言える状態である。

コロンビアでは2019年にM6.0以上の地震が2回発生し、M7.0以上の地震は記録されなかった。

2019年にコロンビアで記録された地震を規模順にランキングするとこのようになる。
2019年03月23日 M6.1 コロンビア(深さ約122km)
2019年12月24日 M6.0 コロンビア(深さ約11km)
2019年01月26日 M5.6 コロンビア(深さ約10km)
2019年12月24日 M5.6 コロンビア(深さ約10km)
2019年01月28日 M5.5 コロンビア(深さ約13km)
※海外時間(UTC)

コロンビアでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にコロンビアで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年04月15日 M5.4 コロンビア(深さ約10km)
2020年04月02日 M5.1 コロンビア(深さ約95km)
2020年07月09日 M5.1 コロンビア(深さ約160km)
2020年07月22日 M5.1 コロンビア(深さ約89km)
2020年05月19日 M5.0 コロンビア(深さ約10km)
 

コロンビアの過去の地震データ

1901年以降、コロンビアで発生してきたM6.0以上の地震は46回でそのうちM7.0以上であったのが7回。20世紀以降、過去最大だったのは1970年07月31日のM8.0で深さは約645kmであった。

コロンビアで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1970年07月31日 M8.0 コロンビア(深さ約645km)
2012年09月30日 M7.3 コロンビア(深さ約170km)
1987年03月06日 M7.2 コロンビア(深さ約10km)
1991年11月19日 M7.2 コロンビア(深さ約21km)
1992年10月18日 M7.2 コロンビア(深さ約10km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると2004年11月15日にコロンビアでM7.2の地震が約10kmの距離(深さ15km)で起きていた他、1991年11月19日にコロンビアでM7.2の地震が約17kmの距離(深さ21km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1991年11月19日に17kmの距離で発生したコロンビア M7.2(深さ21km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

中南米とコロンビアにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測は中南米など方面別予測が現在573予測。またコロンビアなど震源地別予測が現在2,581予測となっている。

方面別予測において現在、計573予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは117予測、Cクラスは426予測。このうち中南米に対してはAクラス予測が6予測、Bクラス予測が37予測、Cクラス予測が7予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,581予測中、Aクラスが26予測、Bクラスが179予測、Cクラスが2,376予測となっており、このうちコロンビアに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが37予測となっている。

通常時との比較では中南米の現在の危険度は150%以上、コロンビアの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」コロンビアM5.1の類似34事例以降の発震傾向性

今回のコロンビアM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた34件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

コロンビアを含む中南米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは34事例中14例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降に中南米で発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.1に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、中南米への繋がりは通常程度と言える。

中南米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

チリ 34事例中5例
ペルー 34事例中3例
メキシコ 34事例中2例
エルサルバドル 34事例中2例
ニカラグア 34事例中1例
グアテマラ 34事例中1例
アルゼンチン 34事例中1例
ボリビア 34事例中1例

それ以外では北米で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが34事例中3例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の北米における繋がりは34事例中3例で平均発生頻度1に対し0.7とやや少ないと言える。

北米で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

カナダ 34事例中1例
アラスカ 34事例中1例
米国 34事例中1例

また、今回のコロンビアにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは34事例中5例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.6でやや少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1978年03月07日 M7.2・震度4 東海道南方沖
1993年02月07日 M6.6・震度5 能登半島沖
2000年03月28日 M7.9・震度3 硫黄島近海
2005年12月02日 M6.6・震度3 宮城県沖
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。