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2020年12月08日ミャンマーで24日ぶりM5以上地震M5.1、04月M5.9の周辺

ミャンマーで24日ぶりM5以上地震M5.1、04月M5.9の周辺


 

USGSによると日本時間2020年12月08日14:14にミャンマーでM5.1の地震が発生した。今回の震源周辺では日本時間2020年04月16日にミャンマーでM5.9の地震が今回の震源からは約66km離れた場所で起きていた。

 

ミャンマーにおける今回の地震について

日本時間2020年12月08日14:14 M5.1 ミャンマー(深さ約91km)

ミャンマーでM5.0以上地震が観測されたのは2020年11月14日のM5.1以来24日ぶりで今年4回目。前回の地震は今回の震源から約130km離れた位置であった。その前は2020年09月20日のM5.0で、今回の震源から約102km離れていた。(時刻は海外時間(UTC))

今回の震源から距離100km以内と比較的近い位置では海外時間(UTC)2020年04月16日にミャンマーでM5.9の地震が今回の震源からは約66km離れた場所で起きていた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震31事例のうち、その後1ヶ月以内にミャンマーを含むアジアでM7クラス以上の地震が起きていたのは31事例中19例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

同様に過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは31事例中26例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、インド洋における繋がりは31事例中2例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

地震の多い大洋州で異常値1.7は珍しい。

M7クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。

日本においては、今回の震源付近で起きてきた過去の31事例中、1ヶ月以内に日本でM7クラス以上の地震を記録していたのは31事例中3例であった。これは通常時の1に対し0.4で少ないと言える。
 

ミャンマーの最近の地震活動

ミャンマーにおける最近の地震発生状況は、過去1ヶ月間で記録されたM4.5以上の地震発生数が2回。2019年にミャンマーの1ヶ月当たり平均発生数は1.7回であったことから、現状は前年に比べ地震の回数がやや多いと言える状態である。

ミャンマーでは2019年にM6.0以上の地震は起きなかった。

ミャンマーでは2020年にこれまでM6.0以上の地震は発生していない。

2020年にミャンマーで発生した地震を規模の大きい順に抽出するとこのようになる。
2020年04月16日 M5.9 ミャンマー(深さ約10km)
2020年11月14日 M5.1 ミャンマー(深さ約103km)
2020年09月20日 M5.0 ミャンマー(深さ約57km)
2020年01月23日 M4.9 ミャンマー(深さ約32km)
2020年08月31日 M4.9 ミャンマー(深さ約124km)
 

ミャンマーの過去の地震データ

1901年以降、ミャンマーで発生してきたM6.0以上の地震は70回でそのうちM7.0以上であったのが14回。20世紀以降、過去最大だったのは1946年09月12日のM8.0で深さは約15kmであった。

ミャンマーで過去に記録されてきたM6.0以上の地震を規模順に並べるとこのようになる。
1946年09月12日 M8.0 ミャンマー(深さ約15km)
1988年11月06日 M7.7 ミャンマー(深さ約18km)
1931年01月27日 M7.6 ミャンマー(深さ約15km)
1912年05月23日 M7.5 ミャンマー(深さ約15km)
1930年05月05日 M7.5 ミャンマー(深さ約35km)
※海外時間(UTC)

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM6.5以上のM7クラス地震を距離の近い順に並べると1938年08月16日にミャンマーでM7.0の地震が約72kmの距離(深さ75km)で起きていた他、1975年07月08日にミャンマーでM6.5の地震が約73kmの距離(深さ157km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきた地震を規模順にすると最大だったのは1938年08月16日に72kmの距離で発生したミャンマー M7.0(深さ75km)であった。(時刻は海外時間(UTC))
 

アジアとミャンマーにおける地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、世界・海外(日本を含む)で2ヶ月以内にM6.5以上・M7クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在573予測。またミャンマーなど震源地別予測が現在2,581予測となっている。

方面別予測において現在、計573予測中、Aクラスは30予測、Bクラスは117予測、Cクラスは426予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が7予測、Bクラス予測が43予測、Cクラス予測が0予測となっている。

また震源地予測では現在、計2,581予測中、Aクラスが26予測、Bクラスが179予測、Cクラスが2,376予測となっており、このうちミャンマーに対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが33予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%前後、ミャンマーの危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」ミャンマーM5.1の類似31事例以降の発震傾向性

今回のミャンマーM5.1の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた31件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM6.5(M7クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

ミャンマーを含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースは31事例中19例であった。

M7クラス以上地震の発生数は20世紀以降にアジアで発生してきたM7クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりはやや少ないと言える。

アジアで今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10ヶ国・地域)。

インドネシア 31事例中12例
日本 31事例中3例
フィリピン 31事例中2例
ミャンマー 31事例中1例
台湾 31事例中1例
マリアナ諸島 31事例中1例
中国 31事例中1例
グアム 31事例中1例

それ以外では大洋州で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM7クラス以上の地震へと繋がっていたケースが31事例中26例、インド洋では31事例中2例であった。

過去のM7クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の大洋州における繋がりは31事例中26例で平均発生頻度1に対し1.7と多い、インド洋における繋がりは31事例中2例で平均発生頻度1に対し1.3でやや多いという結果であった。

大洋州及びインド洋で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M7クラス以上が起きていた震源と事例数。

パプアニューギニア 31事例中8例
ケルマデック諸島 31事例中6例
フィジー 31事例中5例
バヌアツ 31事例中5例
トンガ 31事例中3例
ロイヤリティ諸島 31事例中3例
サンタクルーズ諸島 31事例中2例
ニュージーランド 31事例中2例
ニューカレドニア 31事例中2例
ソロモン諸島 31事例中1例

中央インド洋海嶺 31事例中1例
プリンス・エドワード諸島 31事例中1例

また、今回のミャンマーにおける地震の過去事例以降、1ヶ月以内に日本国内でM7クラスが起きていたのは31事例中3例であった。

日本においては過去の発生頻度との比較で1ヶ月以内にM7クラス以上の地震が発生していたのは通常時の1に対し0.4で少ないという結果であった。

日本においてM6.5以上のM7クラスが1ヶ月以内に起きていた事例は以下の通りであった。(M6.5以下はUSGSと気象庁の計測値の違い。詳細不明地震は除く)

1983年04月30日 M6.4・震度3 十勝沖
2009年10月30日 M6.8・震度4 奄美大島北東沖
2010年02月27日 M7.2・震度5弱 沖縄本島近海
 

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※画像はU.S. Geological Surveyより。