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2020年12月08日紀伊水道で2ヶ月ぶり地震M2.6・震度1、中央構造線断層帯付近

紀伊水道で2ヶ月ぶり地震M2.6・震度1、中央構造線断層帯付近


 

気象庁によると2020年12月08日20:13に紀伊水道でM2.6・震度1の地震が発生した。紀伊水道で有感地震が記録されたのは52日ぶり。今年21回目となる有感地震であった。

 

紀伊水道における今回の地震について

2020年12月08日20:13 M2.6・震度1 紀伊水道(深さ約10km)

紀伊水道で有感地震が観測されたのは2020年10月18日のM3.2・震度1以来52日ぶり。今回の震源からは約54km離れた場所で深さは41kmであった。その前は2020年09月27日のM3.5・震度1で、今回の震源から約38km離れた場所で深さは42kmであった。

今回の震源は中央構造線断層帯付近であった。中央構造線断層帯の紀淡海峡-鳴門海峡区間では30年以内にM7.5程度の地震が最大1%、根来区間ではM7.2程度の地震が最大0.3%でそれぞれ予測されている。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震41事例のうち、その後1ヶ月以内に紀伊水道を含む関西地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは41事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関西地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関西地方への繋がりは少ないと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中国地方における繋がりは41事例中3例で平均発生頻度1に対し3.3と多い、中部地方における繋がりは41事例中5例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

紀伊水道と関西地方の最近の地震活動

紀伊水道で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が75回であるのに対し2019年に紀伊水道における1週間平均値は60回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

紀伊水道を含む関西地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は317回で、2019年に関西地方で記録された地震数は1週間当たり340回であったので、関西地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては21回目。紀伊水道では2019年に18回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は1回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計20回のうちM3.0未満だったのが10回、M3.0~3.9が9回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が0回となっている。

紀伊水道における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年03月13日 M5.3 震度4 紀伊水道
2018年11月02日 M5.4 震度4 紀伊水道
1985年07月25日 M5.2 震度3 紀伊水道
1963年07月30日 M5.2 震度3 紀伊水道
1955年12月18日 M5.4 震度3 紀伊水道

紀伊水道を含む関西地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年08月07日の三重県南東沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

紀伊水道の過去の地震データ

1919年以降、紀伊水道で発生してきた有感地震は1,069回でそのうちM5.0以上であったのが19回、M6.0以上が1回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1948年06月15日のM6.7・震度4で深さは0kmであった。

紀伊水道において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1948年06月15日 M6.7 震度4 紀伊水道
1941年12月25日 M5.8 震度4 紀伊水道
1947年12月09日 M5.8 震度3 紀伊水道
1919年06月06日 M5.7 震度3 紀伊水道
1924年08月13日 M5.6 震度3 紀伊水道

また今回の震源から約10km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1923年06月18日に紀伊水道でM5.3・震度3の地震が約5kmの距離(深さ25km)で起きていた他、1968年03月30日に和歌山県北部でM5.1・震度4の地震が約8kmの距離(深さ5km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約10km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1923年06月18日に約5kmの距離で発生した紀伊水道M5.3・震度3(深さ25km)であった。
 

関西地方と紀伊水道における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は関西地方など方面別予測が現在139予測。また紀伊水道など震源地別予測が現在518予測となっている。

方面別予測において現在、計139予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは20予測、Cクラスは113予測。このうち関西地方に対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が0予測、Cクラス予測が8予測となっている。

また震源地予測では現在、計518予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが45予測、Cクラスが465予測となっており、このうち紀伊水道に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では関西地方の現在の危険度は100%以下、紀伊水道の危険度は100%以下となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」紀伊水道M2.6の類似41事例以後の発震傾向性

今回の紀伊水道M2.6の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた41件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

紀伊水道を含む関西地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは41事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に関西地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合0.5に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、関西地方への繋がりは少ないと言える。

関西地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

京都府南部 41事例中1例
三重県南東沖 41事例中1例

また、中国地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが41事例中3例、中部地方では41事例中5例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の中国地方における繋がりは41事例中3例で平均発生頻度1に対し3.3と多い、中部地方における繋がりは41事例中5例で平均発生頻度1に対し1.7で多いという結果であった。

中国地方及び中部地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

鳥取県東部 41事例中2例
鳥取県中部 41事例中2例
周防灘 41事例中1例

静岡県西部 41事例中2例
東海道南方沖 41事例中2例
岐阜県飛騨地方 41事例中1例
長野県北部 41事例中1例
 

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※画像は気象庁より。