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2020年12月09日秋田県沿岸北部でM2.8・震度1、約1年ぶり今年初の有感地震

秋田県沿岸北部でM2.8・震度1、約1年ぶり今年初の有感地震


 

気象庁によると2020年12月09日00:51に秋田県沿岸北部でM2.8・震度1の地震が発生した。秋田県沿岸北部で有感地震が記録されたのは354日ぶり。今年1回目となる有感地震であった。

 

秋田県沿岸北部における今回の地震について

2020年12月09日00:51 M2.8・震度1 秋田県沿岸北部(深さ約10km)

秋田県沿岸北部で有感地震が観測されたのは2019年12月21日のM3.3・震度2以来354日ぶり。今回の震源からは約13km離れた場所で深さは17kmであった。その前は2019年05月10日のM3.7・震度2で、今回の震源から約46km離れた場所で深さは16kmであった。

今回の震源付近に主要な活断層は確認されていない。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震8事例のうち、その後1ヶ月以内に秋田県沿岸北部を含む東北地方でM6クラス以上の地震が起きていたのは8事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは多いと言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

秋田県沿岸北部と東北地方の最近の地震活動

秋田県沿岸北部で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が0回であるのに対し2019年に秋田県沿岸北部における1週間平均値は1回以下であった。

秋田県沿岸北部を含む東北地方全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は933回で、2019年に東北地方で記録された地震数は1週間当たり790回であったので、東北地方における現在の地震数は通常並みと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては1回目。秋田県沿岸北部では2019年に2回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は0回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

秋田県沿岸北部における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
1955年10月19日 M5.9 震度3 秋田県沿岸北部
1939年05月02日 M5.0 震度3 秋田県沿岸北部
1939年05月02日 M6.5 震度4 秋田県沿岸北部
1939年05月01日 M5.7 震度3 秋田県沿岸北部
1939年05月01日 M6.8 震度5 秋田県沿岸北部(男鹿地震)

秋田県沿岸北部を含む東北地方で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年11月07日の青森県東方沖M5.3・震度2が挙げられる。
 

秋田県沿岸北部の過去の地震データ

1919年以降、秋田県沿岸北部で発生してきた有感地震は26回でそのうちM5.0以上であったのが5回、M6.0以上が2回でM7.0以上の大地震は起きていない(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1939年05月01日のM6.8・震度5(男鹿地震)で深さは0kmであった。

秋田県沿岸北部において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1939年05月01日 M6.8 震度5 秋田県沿岸北部(男鹿地震)
1939年05月02日 M6.5 震度4 秋田県沿岸北部
1955年10月19日 M5.9 震度3 秋田県沿岸北部
1939年05月01日 M5.7 震度3 秋田県沿岸北部
1939年05月02日 M5.0 震度3 秋田県沿岸北部

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2011年04月01日に秋田県内陸北部でM5.0・震度5強の地震が約9kmの距離(深さ12km)で起きていた他、1955年10月19日に秋田県沿岸北部でM5.9・震度3の地震が約11kmの距離(深さ0km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1955年10月19日に約11kmの距離で発生した秋田県沿岸北部M5.9・震度3(深さ0km)であった。
 

東北地方と秋田県沿岸北部における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測は東北地方など方面別予測が現在139予測。また秋田県沿岸北部など震源地別予測が現在518予測となっている。

方面別予測において現在、計139予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは20予測、Cクラスは113予測。このうち東北地方に対してはAクラス予測が2予測、Bクラス予測が5予測、Cクラス予測が4予測となっている。

また震源地予測では現在、計518予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが45予測、Cクラスが465予測となっており、このうち秋田県沿岸北部に対してはAクラスが0予測、Bクラスが0予測、Cクラスが0予測となっている。

通常時との比較では東北地方の現在の危険度は100%以下、秋田県沿岸北部の危険度は150%以上となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」秋田県沿岸北部M2.8の類似8事例以後の発震傾向性

今回の秋田県沿岸北部M2.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた8件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

秋田県沿岸北部を含む東北地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは8事例中5例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に東北地方で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.0に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、東北地方への繋がりは多いと言える。

東北地方で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

宮城県沖 8事例中3例
福島県沖 8事例中3例
三陸沖 8事例中2例
岩手県沖 8事例中2例
福島県浜通り 8事例中1例
福島県中通り 8事例中1例
青森県東方沖 8事例中1例

追記:12月09日の秋田県沿岸北部M2.8・震度1は秋田県内陸北部に、規模・震度は変わらず
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。