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2020年12月10日台湾付近でM6.3・震度2、M6超える規模の地震は1年4ヶ月ぶり

台湾付近でM6.3・震度2、M6超える規模の地震は1年4ヶ月ぶり


 

気象庁によると2020年12月10日22:20に台湾付近でM6.3・震度2の地震が発生した。台湾付近で有感地震が記録されたのは11日ぶり。今年3回目となる有感地震であった。

 

台湾付近における今回の地震について

2020年12月10日22:20 M6.3・震度2 台湾付近(深さ約80km)

台湾付近で有感地震が観測されたのは2020年11月29日のM4.9・震度1以来11日ぶり。今回の震源からは約67km離れた場所で深さは35kmであった。その前は2020年09月30日のM5.0・震度1で、今回の震源から約8km離れた場所で深さは108kmであった。

日本国内で震度1以上の揺れを観測した地震の内、台湾付近を震源とする地震がM6以上の規模だったのは2019年08月08日のM6.4・震度2以来1年4ヶ月ぶり。震源の位置は今回から約40km離れていた。

USGSは今回の地震をM6.2・深さ約75kmと計測している。USGSのデータベースでは台湾でM6を超える規模の地震が起きたのは2019年04月18日のM6.1以来1年8ヶ月ぶりで、震源は今回よりやや南側に当たる位置であった。USGSは上記2019年08月08日の地震をM5.8と計測していた。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震22事例のうち、その後1ヶ月以内に台湾付近を含むアジアでM6クラス以上の地震が起きていたのは22事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降にアジアで発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは多いと言える。

同様に過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは22事例中7例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

台湾付近とアジアの最近の地震活動

台湾付近で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が3回であるのに対し2019年に台湾付近における1週間平均値は15回であったことから、現在の状況は少ないと言える。

今回の有感地震は2020年としては3回目。台湾付近では2019年に3回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は3回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計2回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が1回、M5.0以上が1回となっている。

台湾付近における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2020年09月30日 M5.0 震度1 台湾付近
2019年08月08日 M6.4 震度2 台湾付近
2019年04月18日 M6.5 震度2 台湾付近
2019年01月30日 M5.6 震度2 台湾付近
2018年12月16日 M5.4 震度1 台湾付近
 

台湾付近の過去の地震データ

1919年以降、台湾付近で発生してきた有感地震は216回でそのうちM5.0以上であったのが199回。またM6.0以上は94回でM7.0以上の大地震は18回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1999年09月21日のM7.7・震度2で深さは0kmであった。

台湾付近において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1999年09月21日 M7.7 震度2 台湾付近
1919年12月21日 M7.5 震度2 台湾付近
1972年01月25日 M7.5 震度3 台湾付近
1922年09月02日 M7.4 震度2 台湾付近
1963年02月13日 M7.3 震度3 台湾付近

また今回の震源から約100km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると2002年06月14日に台湾付近でM5.5・震度1の地震が約6kmの距離(深さ34km)で起きていた他、2020年09月30日に台湾付近でM5.0・震度1の地震が約8kmの距離(深さ108km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約100km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1922年09月02日に約46kmの距離で発生した台湾付近M7.4・震度2(深さ10km)であった。
 

アジアと台湾付近における地震予測

当社が開発・運用している地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」によると、日本国内で2ヶ月以内にM5.5以上・M6クラス以上地震が発生する可能性のある予測はアジアなど方面別予測が現在139予測。また台湾付近など震源地別予測が現在518予測となっている。

方面別予測において現在、計139予測中、Aクラスは6予測、Bクラスは20予測、Cクラスは113予測。このうちアジアに対してはAクラス予測が0予測、Bクラス予測が1予測、Cクラス予測が9予測となっている。

また震源地予測では現在、計518予測中、Aクラスが8予測、Bクラスが45予測、Cクラスが465予測となっており、このうち台湾付近に対してはAクラスが2予測、Bクラスが3予測、Cクラスが5予測となっている。

通常時との比較ではアジアの現在の危険度は100%以下、台湾付近の危険度は100%前後となっている。
 

地震予測「次に揺れるのは」台湾付近M6.3の類似22事例以後の発震傾向性

今回の台湾付近M6.3の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた22件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

台湾付近を含むアジアで今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは22事例中9例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降にアジアで発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合2.8に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、アジアへの繋がりは多いと言える。

アジアで今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

台湾付近 22事例中8例
マリアナ諸島 22事例中1例

また、沖縄地方で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースが22事例中7例であった。

過去のM6クラス以上地震の平均発生頻度を1とした場合の沖縄地方における繋がりは22事例中7例で平均発生頻度1に対し1.1と通常程度と言える。

沖縄地方で今回の震源付近における同規模・同程度の深さで地震が起きた際、その後M6クラス以上が起きていた震源と事例数。

与那国島近海 22事例中2例
奄美大島北西沖 22事例中2例
宮古島近海 22事例中1例
宮古島北西沖 22事例中1例
種子島近海 22事例中1例
トカラ列島近海 22事例中1例
 

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※「EDAS2.0シリーズ」の地震予測については地震データ解析システム「EDAS2.0シリーズ」の地震予測ページをご覧下さい。
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※画像は気象庁より。