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2020年12月12日北海道東方沖でM3.8・震度1、43日ぶり今年7回目の有感地震

北海道東方沖でM3.8・震度1、43日ぶり今年7回目の有感地震


 

気象庁によると2020年12月12日23:10に北海道東方沖でM3.8・震度1の地震が発生した。北海道東方沖で有感地震が記録されたのは43日ぶり。今年7回目となる有感地震であった。

 

北海道東方沖における今回の地震について

2020年12月12日23:10 M3.8・震度1 北海道東方沖(深さ約30km)

北海道東方沖で有感地震が観測されたのは2020年10月30日のM4.4・震度2以来43日ぶり。今回の震源からは約77km離れた場所で深さは70kmであった。その前は2020年09月05日のM4.0・震度1で、今回の震源から約42km離れた場所で深さは37kmであった。

今回の震源付近で過去に発生した同規模・同程度の深さの地震4事例のうち、その後1ヶ月以内に北海道東方沖を含む千島海溝でM6クラス以上の地震が起きていたのは4事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりは通常程度と言える。

M6クラス以上地震が発生してきた各震源地と発生数については下記を参照。
 

北海道東方沖と千島海溝の最近の地震活動

北海道東方沖で最近7日間に観測された地震数(震度1未満を含む)が12回であるのに対し2019年に北海道東方沖における1週間平均値は9回であったことから、現在の状況はやや多いと言える。

北海道東方沖を含む千島海溝全体では最近1週間に観測された地震数(震度1未満を含む)は111回で、2019年に千島海溝で記録された地震数は1週間当たり76回であったので、千島海溝における現在の地震数はやや多いと言える状態である。

今回の有感地震は2020年としては7回目。北海道東方沖では2019年に12回の有感地震を記録しており、そのうちM5.0以上だった地震は2回であった(震度1未満・規模不明の地震を除く)。

2020年としてはこれまでの計6回のうちM3.0未満だったのが0回、M3.0~3.9が0回、M4.0~4.9が6回、M5.0以上が0回となっている。

北海道東方沖における最近のM5以上有感地震を日付の近かった順に並べるとこのようになる。
2019年11月23日 M5.4 震度3 北海道東方沖
2019年05月15日 M5.0 震度1 北海道東方沖
2018年06月02日 M5.6 震度2 北海道東方沖
2017年06月28日 M5.7 震度3 北海道東方沖
2017年05月22日 M5.7 震度3 北海道東方沖

北海道東方沖を含む千島海溝で最近起きたM5.0以上の地震としては2020年07月09日の択捉島南東沖M5.2・震度2が挙げられる。
 

北海道東方沖の過去の地震データ

1919年以降、北海道東方沖で発生してきた有感地震は816回でそのうちM5.0以上であったのが416回。またM6.0以上は63回でM7.0以上の大地震は5回記録されている(規模不明は除く)。

過去最大だったのは1994年10月04日のM8.2・震度6(北海道東方沖地震)で深さは28kmであった。

北海道東方沖において過去に発生してきたM5.0以上の地震を規模の大きい順に並べるとこのようになる。
1994年10月04日 M8.2 震度6 北海道東方沖(北海道東方沖地震)
1969年08月12日 M7.8 震度4 北海道東方沖(1969年色丹島沖地震)
1924年07月01日 M7.5 震度4 北海道東方沖
1994年10月09日 M7.3 震度4 北海道東方沖
1975年06月10日 M7.0 震度1 北海道東方沖

また今回の震源から約20km以内でこれまでに発生したM5.0以上地震を距離の近かった順に並べると1973年06月24日に北海道東方沖でM6.1・震度2の地震が約1kmの距離(深さ59km)で起きていた他、1969年08月12日に北海道東方沖でM5.2・震度2の地震が約3kmの距離(深さ20km)で起きていた。

同じ条件、今回の震源から約20km以内で記録されてきたM5.0以上地震を規模順にすると最大だったのは1964年05月31日に約16kmの距離で発生した北海道東方沖M6.7・震度4(深さ43km)であった。
 

地震予測「次に揺れるのは」北海道東方沖M3.8の類似4事例以後の発震傾向性

今回の北海道東方沖M3.8の震源周辺で過去に同程度の規模・深さ・位置で発生してきた4件の事例についてその後1ヶ月の間に発生していたM5.5(M6クラス)以上の地震の傾向性については以下の通りだった。

北海道東方沖を含む千島海溝で今回の地震と類似の事例以降、1ヶ月以内にM6クラス以上の地震へと繋がっていたケースは4事例中2例であった。

M6クラス以上地震の発生数は1919年以降に千島海溝で発生してきたM6クラス以上の平均発生頻度を1とした場合1.2に相当し、今回の震源付近で同程度の地震が起きた場合、千島海溝への繋がりは通常程度と言える。

千島海溝で今回の震源付近において同規模・同程度の深さの地震が発生した際、その後1ヶ月以内にM6クラス以上が起きていた震源と事例数(上位10震央)。

千島列島 4事例中2例
北海道東方沖 4事例中1例
 

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※画像は気象庁より。