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2017年09月01日愛媛県中予で3年ぶり地震、鳥取県西部地震や芸予地震前後にも


 
2017年9月1日の16:30に愛媛県中予でM3.7・震度2の地震が発生した。愛媛県中予では有感地震が少ないにも関わらず過去いくつもの大地震前後に揺れていた。

この地震でまず特徴的な点は、ほぼ中央構造線上と言って良い場所で起きたということだ。2016年の熊本地震以降、中央構造線上で強い地震が起きるのではないかという懸念は収まっておらず、過去には1596年9月1日の慶長伊予地震(M7.0)、9月4日の慶長豊後地震(M7.8)、そして9月5日の慶長伏見地震(M7.5)のように複数の箇所で次々と大地震が連鎖する展開もあり得るためだが、今回の震源である愛媛県中予においてはそれ以外にも気になる点がある。

愛媛県中予という震源で有感地震が記録されたのは2014年12月5日以来3年弱ぶりという珍しさであり、過去に記録されていた地震も今回を含めて23回と非常に少ない。

これらについて調べてみると、南海トラフと関わりがありそうな場所でその後強い揺れを記録していたケースが見られた。まず1965年1月30日に愛媛県中予で震度1の地震が発生した際には、その3ヶ月後となる4月20日に静岡地震(M6.1)。死者2名を記録した地震である。

そして2004年3月10日に愛媛県中予でM4.0・震度2の地震が起きた際には、9月5日に三重県南東沖でM7.4とM7.1。紀伊半島南東沖地震と呼ばれる地震であるが、これが起きていた。

この2つの事例は数ヶ月経過してからの地震であることから、愛媛県中予における地震が珍しいとは言え、相関関係を肯定するには至らないと思う人も少なくないだろう。

だが、他にも興味深い事例があるのである。2000年10月3日に愛媛県中予でM3.9・震度2の地震が観測された。するとそのわずか3日後の10月6日、M7.3の鳥取県西部地震で震度6強を観測。愛媛と鳥取はそれほど距離が離れているわけではないことからも関連が疑われる。

そしてもうひとつ。2001年3月24日に広島県を震源とした芸予地震(M6.7)で死者2名を出した際には、この地震の1時間後に愛媛県中予でM3.3・震度1の地震が起きていたのである。更にこの芸予地震を震源名に直すと安芸灘。この安芸灘も有感地震数で言えばそれほど多くないことで知られているが、今回の愛媛県中予の3日前、8月29日にM3.1・震度2で揺れていたばかり。

中国・四国地方での強い地震に注意したほうが良いのかもしれない。
 
※画像はYahoo!天気・災害より。