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2017年10月24日北海道東方沖M5、色丹島沖地震や北海道東方沖地震直後にも


 
2017年10月24日の6:26に北海道東方沖でM5.4・震度1の地震が発生した。今回の震源位置では1969年の色丹島沖地震(M7.8)や1994年の北海道東方沖地震(M8.2)の直後にも揺れており、関連の深さを窺わせている。

日本国内で震度1以上を観測したM5以上の地震としては今回が60回目で、10月12日の福島県沖M5.1・震度2以来12日ぶりであった。

また北海道東方沖における有感地震としては6月28日のM5.7・震度3以来約4ヶ月ぶりのことで、2017年としては今回が6回目となる。

北海道方面におけるM5以上については9月27日に岩手県沖でM6.0・震度4の地震が発生した際に過去の傾向からその後北海道方面で1ヶ月以内にM5以上の地震が起きる可能性があると指摘していたため、今回の地震は予測の範囲であった。

北海道東方沖では1920年代以降、700回以上の有感地震が観測されていることから震源としてはそれほど珍しいとは言えないが、それだけではなくこれまでにM8を超える巨大地震が記録されてきた。北海道東方沖を震源とするM7以上は過去約90年間の間に4回起きている。

1969年08月12日 M7.8 震度4  北海道東方沖(色丹島沖地震)
1975年06月10日 M7.0 震度1  北海道東方沖
1994年10月04日 M8.2 震度6弱 北海道東方沖(北海道東方沖地震)
1994年10月09日 M7.3 震度4  北海道東方沖

東北地方太平洋側や南海トラフに注意が集まりがちだが北海道東部地域は地震本部が今後30年以内にM7クラスが90%、M8クラスが70%という高い確率で発生するだろうと予測しているエリアである。択捉島沖ではM8.1前後の地震が70%程度の確率で、また色丹島沖でもM7.8前後の地震が60%程度の確率でそれぞれ30年以内に発生すると予測されている他、沈み込んだプレート内のやや浅い地震としてM8.2前後の地震が30%程度の確率で起きるだろうとされているのだ。

こうした点からは北海道東方沖におけるM7以上が1994年以降既に23年間発生していない状況を踏まえ、要注意の震源の一つである、と捉えておくことがまず重要だろう。

次に今回の震源「北緯43.8度/東経147.8度・ごく浅い」を詳しく見てみよう。これまでに同緯度・同経度で起きていた有感地震は2回。1969年8月13日のM5.3・震度1と1994年10月7日のM5.1・震度2である。

既におわかりだろうがこれら2回は共に上記で挙げた1969年8月12日の色丹島沖地震と1994年10月4日の北海道東方沖地震のそれぞれ直後に発生していたことから余震のひとつと考えてよいと思われる。

そのためどちらのケースにおいても北海道東方沖では前後に数多くの地震が起きていたが、今回の震源が揺れた後の傾向を見てみると、どちらの事例でも数日後に強い余震に繋がっていた。

1969年08月12日 M7.8 色丹島沖地震
1969年08月13日 M5.3 北海道東方沖(北緯43.8度/東経147.8度)
1969年08月14日 M6.2 北海道東方沖

1994年10月04日 M8.2 北海道東方沖地震
1994年10月07日 M5.1 北海道東方沖(北緯43.8度/東経147.8度)
1994年10月09日 M7.3 北海道東方沖

北海道東方沖としての地震は数多いが、今回の震源位置が動く場合には周囲での強い地震と連動すると考えれば今後の動きを少し注視した方がよいかもしれない。
 
※画像は気象庁より。