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2017年11月13日コスタリカでM6.5、周辺地震後に見られる2つの傾向とは


 
2017年11月13日の11:28に中米コスタリカでM6.5の強い地震が発生した。今回と類似条件でこれまでに発生してきた地震では、その後2つの傾向性が見られるようだ。

2017年に世界で起きたM6.5以上地震としてはこれが34回目であり、約8時間前に起きたイラクM7.3に続き強い地震が相次いだことになるが、M6.5以上の地震は11月に入ってから急増傾向にあるため、世界的な地震活動の活発化に注意した方が良いだろう。2017年のM6.5以上地震を月ごとにカウントするとこうなる。

01月 4回
02月 3回
03月 1回
04月 3回
05月 3回
06月 3回
07月 4回
08月 2回
09月 2回
10月 4回
11月 5回(11月13日14時まで)

また上記は2017年に起きたM6.5以上をマッピングした図だが、中米、カムチャッカ付近、南太平洋に集中している一方で日本付近では起きていない点に留意しておく必要がある。世界的に地震活動が活発化しているとすれば、これまでに発生していない日本付近に歪みが溜まっている可能性を否定出来ないためだ。

次に震源位置について詳しく見てみよう。今回のコスタリカM6.5の震源は深さ約19.8km。周辺ではこれまでに多くの地震が起きてきたが、深さ20km以内のM6.5以上地震のうち、今回の震源付近で発生していた地震とその後の発震状況を調べてみると、2つの傾向が明らかになった。

まずひとつが、1ヶ月以内に十勝沖でM5以上の地震が起きていたケースが4回中3回あったこと(1924年はデータなしのため除く)。

1941年12月07日 M7.0    コスタリカ
1941年12月13日 M5.2 震度2 十勝沖

1952年09月09日 M6.7     コスタリカ
1952年09月21日 M5.0 震度1 十勝沖

1999年08月20日 M6.9     コスタリカ
1999年08月23日 M5.1 震度2 十勝沖

2012年10月24日 M6.5     コスタリカ

またもう1点は、コスタリカでの地震後、1ヶ月程度以内に太平洋の西側でM7以上の地震が発生していた例が多かったことだ。世界全体で見れば月に1回程度のM7以上は十分に起こりうるが、太平洋を挟んで反対側で、という点であることから日本にとっても無関係とはいえない。

2012年の事例ではインドでのM7.0、また1952年のケースでは2ヶ月後にカムチャッカであったがこれは観測史上6番目、東日本大震災に次ぐM9.0の規模であった。

1924年03月04日 M7.1 コスタリカ
1924年04月14日 M8.3 フィリピン

1941年12月07日 M7.0 コスタリカ
1941年12月17日 M7.1 台湾

1952年09月09日 M6.7 コスタリカ
1952年11月04日 M9.0 カムチャッカ地震

1999年08月20日 M6.9 コスタリカ
1999年09月21日 M7.7 台湾

2012年10月24日 M6.5 コスタリカ
2012年11月11日 M7.0 インド

こうした点から言えば1ヶ月以内の十勝沖M5以上と西太平洋における1~2ヶ月以内のM7以上に注意、と言って良いだろう。
 
※画像はUSGSより。