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2017年12月09日紀伊半島沖で複数回の深発地震が発生、周辺での地震後に見られた傾向とは

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三重県南東沖から東海道南方沖においての深発地震が24時間以内に数回、発生している。

上記は12月08日16:30から12月09日16:30までの24時間以内に起きた地震を表しているが、青で表示された深発地震が複数回、記録されていることがわかる。

この付近での深発地震は有感地震にこそなってはいないが数多く、これ自体はそれほど珍しいとはいえないが、M4を超えるなど比較的規模の大きな地震を含んでいることから、12月09日の13:54に発生した深さ約330km地点での地震について、ごく近くで起きていた地震の後、何らかの傾向があるかどうか調べたところ、小笠原諸島方面などにおける強い地震が見られていたケースがあることがわかった。

今回の地震の震源と類似した条件として深さ300km以上・M4以上に限定してこれまでに起きてきた地震のうち、今回の震源から最も近い場所で発生していた6つのケースについて見てみると、6回中4回において東海道南方沖や小笠原方面でM6以上の地震がその後発生していたのである。

1978年1月22日に今回の震源付近でM4.5の地震が起きた際には3月7日に東海道南方沖でM7.2、2002年6月30日のM4.4から1ヶ月後の8月03日に鳥島近海でM6.1、2013年には7月21日にM4.3が起きると9月04日に鳥島近海でM6.9、という具合である。また2015年3月01日M4.1のケースではその後5月30日にM8を超える小笠原諸島西方沖M8.1が発生したという事例もある。

1978年の地震の際にはその8日前に伊豆大島近海でM7.0が起きた後、今回の震源付近での地震が記録されていたなど伊豆・小笠原諸島との関連も感じさせるが、いずれも数日以内というわけではないことから直近でこうした展開になる可能性は低いだろう。

しかし注目すべきは6回中4回見られた傾向のうち3回がM7.2、M6.9、M8.1とM7クラス以上であったという点だ。あくまで過去のデータからだが、2~3ヶ月以内に東海道南方沖や小笠原諸島方面でM7クラスが起きる可能性がある、と考えれば不気味であると言えよう。

1978年01月14日 M7.0 震度5弱 伊豆大島近海
1978年01月22日 M4.5      紀伊半島沖
1978年03月07日 M7.2 震度4  東海道南方沖

1987年08月17日 M4.4      紀伊半島沖

2002年06月30日 M4.4      紀伊半島沖
2002年08月03日 M6.1 震度2  鳥島近海

2002年09月20日 M4.7      紀伊半島沖

2013年07月21日 M4.3      紀伊半島沖
2013年09月04日 M6.9 震度4  鳥島近海

2015年03月01日 M4.1      紀伊半島沖
2015年05月30日 M8.1 震度5強 小笠原諸島西方沖
 

※画像はHi-netより。


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