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2017年12月12日秋田県沖でM3.7、同位置ではその後東北地方で震度6強も


 
2017年12月12日の02:33に秋田県沖でM3.7・震度1の地震が発生した。今回の震源と同じ場所で起きていた唯一の事例ではその後岩手県沿岸北部でM6.8・震度6強の強い地震も観測されていた。

秋田県沖を震源とする有感地震としては7月24日のM4.4・震度2以来およそ5ヶ月ぶりであり、1929年以降今回が206回目の観測ということになる。

秋田県沖と言えば1983年05月26日にM7.7の日本海中部地震を引き起こした震源としても知られ、秋田県沖自体で強い地震が発生する可能性も否定は出来ない。

今回の震源も1939年にM6.8を記録し死者27名を出した男鹿地震の位置に近く、地震本部では秋田県沖における30年地震発生確率としてM7.5程度の地震が3%程度以下の確率で起きる可能性がある、と指摘している。

こうした点にも留意する必要はあるだろうが、今回の震源「北緯40.0度/東経139.5度・深さ約10km」についてはひとつ、気になる点がある。

これまでに記録されてきた200回以上の有感地震のうち、緯度・経度・深さまで一致する場所で起きた地震は過去に2008年の1回だけ。そして、その1回の後、東北地方で強い地震が相次いでいたのだ。

2008年07月14日に今回と同緯度・同経度・同深度でのM3.7が発生した5日後に福島県沖でM6.6・震度4、そしてその5日後に今度は岩手県沿岸北部でM6.8・震度6強の地震。この地震では死者も記録されたが、東北地方での相次ぐ強い地震の前兆であった可能性はあるのだろうか。

2008年07月14日 M3.7 震度1  秋田県沖
2008年07月19日 M6.6 震度4  福島県沖
2008年07月21日 M6.1 震度4  福島県沖
2008年07月24日 M6.8 震度6強 岩手県沿岸北部

太平洋側と日本海側の違いがあるとはいえ、東日本大震災の翌日3月12日に秋田県沖でM6.4・震度4を始めとする地震が3回発生していた他、3月だけで6回も揺れていた点に照らせば、無関係と断じてしまうのは性急に過ぎると言えるだろう。

2008年のケースと緯度・経度・深さそしてマグニチュードと震度まで同一だった今回の地震が東北地方にどのような影響を与えるのか注目される。
 
※画像は気象庁より。