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2017年12月17日また大阪で地震、今度は奈良・和歌山に続き中央構造線上で


 
2017年12月16日に震度3を含む地震が2度起きていた大阪で12月17日の21:03に再びM2.1・震度1の有感地震が今度は大阪府南部で発生した。中央構造線付近での地震が続いている。

大阪府南部で有感地震が記録されたのは04月21日のM2.8・震度1以来8ヶ月ぶり。1926年以降、今回が87回と年1回起きるかどうかの震源であるにも関わらず、1月13日の2回を合わせ2017年としては今回が4回目である点が注目される。

上記は大阪府周辺における過去1週間の地震発生状況を示したHi-netの分布図で、今回の震源は赤で囲った位置である。また12月16日の大阪湾における2度の地震は淡路島にかかる場所で比較的大きく表されている場所である。

ここで知っておくべきであるのは右側、奈良県でも比較的大きな地震が観測されていたことで、これは12月13日のM2.8・震度2であるが、今回の大阪府南部と共にほぼ中央構造線上とも言って良い位置。

更に中央構造線上では今回の大阪湾南部の東側にあたる和歌山県北部でも12月03日にM2.2・震度1を観測していたのだ。1596年にはM7.0の慶長伊予地震、M7.8の慶長豊後地震、そしてM7.5の慶長伏見地震とわずか5日間に大地震が連鎖した中央構造線だけに、大阪付近における今回の一連の地震には不気味さを禁じ得ないところだろう。

次に今回の大阪府南部における地震の震源位置を詳しく見てみよう。今回の震源は「北緯34.3度/東経135.2度」で深さは「ごく浅い」。この位置での地震は1999年以降に大阪府南部で発生してきた34回の地震中、22回を占めており近年、活動が活発化している場所と言えるが、実は1999年に揺れ始める前に一度だけ、有感地震を引き起こしたことがあるのだ。

それがいつかと言うと1944年08月24日。昭和東南海地震のわずか3.5ヶ月前のことであったのである。前回の南海トラフ巨大地震前に動いていた場所が半世紀を経て再び活動を開始したという捉え方をすれば、今回の大阪府南部における地震は周辺含めての中央構造線上の地震への留意という点以外にも、南海トラフ巨大地震との関連からも関心を呼ぶべきであろう。
 
※画像はHi-netより。