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2017年12月19日地震続く大阪府南部や和歌山県北部、中央構造線断層帯の想定


 
2017年12月に大阪府南部や和歌山県北部付近で中央構造線に近い場所における地震が続いている。これらが関わる中央構造線断層帯がもし動いた場合、その想定規模はどの程度なのだろうか。

中央構造線周辺での地震が12月中旬になって増加傾向を示していることについては12月18日にも紹介したが、18日夜から19日朝にかけても複数回の地震が発生している。

12月13日04:24 M2.8 震度2  奈良県
12月16日05:57 M3.6 震度3  大阪湾
12月16日22:19 M3.0 震度2  大阪湾
12月17日21:03 M2.1 震度1  大阪府南部
12月18日19:31 M2.1 震度1  大阪府南部
12月19日03:36 M3.0 震度2  和歌山県北部
12月19日06:16 M2.9 震度2  和歌山県北部

1596年には09月01日に慶長伊予地震(M7.0)、09月04日に慶長豊後地震(M7.8)、09月05日に慶長伏見地震(M7.5)とわずか数日間の間に大地震が相次いだとして知られている中央構造線断層帯であるだけにここへ来ての地震連発は何を意味しているのか気になるところだが、2016年の熊本地震の影響である可能性も捨てることが出来ない。

熊本地震が中央構造線の延長線上で起きていたためで、当時、複数の専門家が中央構造線上における地震連鎖に警鐘を鳴らしていたのは記憶に新しいだろう。

今回、動きが見られる大阪府や和歌山県において中央構造線断層帯が動いた場合、発生する地震の規模はどの程度になるのだろうか。地震本部の30年予測によるとM8.0を超える規模で起きる可能性がある地帯や、最大で14%という高確率で予想されている場所もある。

震源想定規模30年確率
金剛山地東縁M6.9程度ほぼ0%~5%
和泉山脈南縁M7.6~M7.7程度0.07%~14%
紀淡海峡-鳴門海峡M7.6~M7.7程度0.005%~1%
讃岐山脈南縁-石鎚山脈北縁東部M8.0程度ほぼ0%~0.4%
石鎚山脈北縁M7.3~M8.0程度ほぼ0%~0.4%
石鎚山脈北縁西部-伊予灘M8.0orそれ以上ほぼ0%~0.4%

2017年07月には徳島県が中央構造線断層帯を震源とする直下型地震が発生した際の被害想定を発表したが、それによるとM7.7の規模で起きた場合、徳島県では死者3,440名、避難者が25万人以上に達するという。
 
※画像はHi-netより。