180105-001nankai

2018年01月05日南海トラフ沿いの日向灘から種子島近海にかけ小規模地震増加


 
01月04日から05日にかけて、南海トラフに近い日向灘付近を中心に、南北で小規模な地震が相次いでいる。

上記は01月04日08:00~01月05日08:00の西日本における地震活動を記録したHi-netによる「西日本 最新24時間の震央分布図」であるが、宮崎県から鹿児島県、種子島東方にかけて南北に地震活動が活発化していることがわかる。

赤やオレンジで示されていることからいずれも震源の深さは浅く、比較的大きかったのは種子島近海(01月04日13:32 M2.8・深さ17.8km)、日向灘(01月05日01:11 M2.7・深さ19km)であったようだ。

南海トラフに関しては12月25日に気象庁が大規模地震発生の可能性が高まったと考えられる変化は観測されていないと発表したばかりであることから必要以上に不安視する必要はないが、今後の推移を見守るべきと考える理由もある。

というのも12月20日に九州地方南東沖でM5.2・震度1の地震が発生した際に、類似した条件における地震後に日向灘など南海トラフ関連の場所で比較的強い地震が起きていたケースが見受けられていたためである。

2015年の事例では九州地方南東沖での地震から約3週間後に日向灘でM5.2・震度4、1954年の場合は約5週間後に日向灘M5.0・震度2が起きその1週間後に四国沖M6.0・震度3。

また1944年の昭和東南海地震から遡る7年前、1937年1月上旬から中旬にかけてに九州地方南東沖で群発地震が発生した際にも1月末から2月にかけて東海道南方沖M5.4・震度2、伊予灘M5.0・震度3、豊後水道M5.2・震度4、周防灘M6.0・震度4など南海トラフと関連している可能性のある場所で相次いで地震が起きていたのである。

こうした点からは01月04日から05日にかけての日向灘から種子島近海にかけての一帯における地震増加が12月20日の九州地方南東沖M5.2の影響と関係している可能性は否定出来ない。日向灘を中心とした一帯での強めの地震に対する備えは欠かすべきではなさそうだ。
 
※画像はHi-netより。