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2018年01月16日釧路沖で5ヶ月ぶりの地震、複数の北海道方面へのシグナル


 
2018年01月16日の18:49に釧路沖でM4.0・震度2の地震が発生した。北海道方面に対しては現在、複数のシグナルが出ている状態であることから注意を要するだろう。

釧路沖で有感地震が起きたのは2017年08月09日のM3.4・震度1以来約5ヶ月ぶりのことであるが、2013年から2017年までの5年間で52回、年間10回程度の有感地震を記録してきた震源としては5ヶ月という長い間隔の後の揺れた地震であった、という点が目立っている。

今回の震源位置は「北緯42.9度/東経145.5度」で今回を含めこれまでに16回の地震を引き起こしており、最初に揺れたのは2006年10月19日のM3.5・震度1と21世紀に入ってから新たに動き出した場所である。

そして、これまでの15回は全て震源の深さが40kmまたは50kmであったことから、深さ70kmの地点が揺れたのは今回が初めてである、という点が今回の地震について2番目に知っておきたい点である。

深さまで含めれば初めての震源、という意味では今後の動きは予想しづらいが、いくつか知っておくべきだろうと思われる要素も存在している。

まず釧路沖という震源でこれまでにM7以上は3回、M6以上は28回観測しているが、最後にM6を記録したのが2005年01月18日のM6.3・震度5強であり、その翌年である2006年から今回の震源位置「北緯42.9度/東経145.5度」が動き始めていることから、釧路沖における新たな動きを示唆している可能性があるという点である。

北海道方面における地震に注意が必要であるのは2017年12月19日の地震調査委員会によるM9クラスの超巨大地震切迫の恐れについての発表からだけではない。

2017年12月02日に浦河沖でM5.0・震度3が発生した際には過去データから北海道・ロシア方面におけるM7クラスへの警戒が必要であるとしていた他、12月26日に徳島県北部で7ヶ月ぶりの有感地震が発生した際にも北海道におけるM5~6クラス、それに12月28日の日高地方西部M2.8・震度1でも北海道におけるその後のM7クラス発生の可能性が示唆されていたからである。

更に1月に入ってからも01月10日にホンジュラスでM7.6の大地震が発生した時に付近における過去データを調査したところ、北海道での強め地震を経て伊豆・東海方面が揺れる傾向があったことがわかっている。

北海道では01月14日に浦河沖で既にM4.7・震度4が発生しているがこれが該当地震だったかどうかはまだわからず、暫くは注意する必要があるだろう。

そして01月10日に千葉県東方沖で2018年初のM5超えとなるM5.2・震度2が発生した際の調査では、同一震源におけるその後の地震として多く見られていたのがM5以上の「釧路沖」だったのである。

地震調査委員会が懸念しているM9クラスであるとは言わないが釧路沖を含む北海道方面での強い地震に注意すべき、というシグナルはいくつも出ているのである。
 
※画像は気象庁より。