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2018年01月18日上川地方南部で過去90年間に31番目の珍しい地震が発生


 
2018年01月18日の18:30に上川地方南部でM2.3・震度1の地震が発生した。上川地方南部ではこれまでにわずか30回しか有感地震が観測されてこなかったという点が目立っている。

上川地方南部で有感地震を記録したのは2016年12月24日のM4.1・震度1以来およそ13ヶ月ぶりとなるが、1年以上地震が起きていなかった震源が揺れた、という以上に特筆すべきなのが同震源では1927年以降、これまでに発生してきた有感地震数が今回でわずか31回という少なさであるという点だ。

上川地方南部では1967年にM6.1・震度3、また1988年にもM6.1・震度3と比較的強い地震を記録した事例もあるが、今後更なる強震が襲う可能性はあるのだろうか。

今回の震源は富良野断層帯に比較的近い場所に位置しているが、富良野断層帯について地震本部が公開している30年地震発生確率は東部・西部ともにM7.2程度の規模の地震が0~0.01%(東部)、0~0.03%(西部)とそれほど高くない。

東部では平均活動間隔が9,000~22,000年程度であるのに対し最新の活動時期は約4,300年前~2,400年前、また西部では平均活動間隔が4,000年程度であるのに対して最新の活動時期が2世紀~1739年とされていることから、これまでと同じような間隔で強い地震が発生するとすれば今のところそれほどの心配は必要なさそうだ、と言える。

ただし、気になる点もないわけではない。過去約90年間で31回しか有感地震が起きてこなかった上川地方南部だが、年に5回程度の地震を引き起こしていた年がある。その前後で北海道における強い地震が発生していたからだ。

2002年に5回、2003年にも5回の有感地震が観測された上川地方南部だが、2003年09月26日にはM8.0の十勝沖地震が起きていた。また1997年にも5回の有感地震を記録していたが、この時も上川地方南部で5回目の地震が発生した10月27日から約半月を経過した1997年11月15日に根室地方北部でm6.1・震度4が起きていたのである。

北海道に対しては地震調査委員会がM9クラス切迫を既に発表しているのは周知の通りだが、それだけではない。強い地震のシグナルは01月16日の釧路沖M4.0で紹介した通りいくつも出ていることから、久しぶりに揺れた上川地方南部で1997年や2002年、2003年のように今後複数回の地震に繋がっていくようであれば、更なる強い地震への警戒も必要になってくるだろう。
 
※画像は気象庁より。