2018年01月20日日向灘で地震、過去2回はその後南海トラフM6クラス


 
2018年01月20日の07:10に日向灘でM3.1・震度1の地震が発生した。今回の震源位置が揺れた際には、その後南海トラフに関連する三重県南東沖や大隅半島東方沖といった場所でのM6クラスに繋がっていたケースも見られている。

南海トラフ関連の震源として知られる日向灘だが、有感地震が起きたのは2017年12月10日のM2.7・震度1以来およそ40日ぶりのことで、2017年には21回、月に2回近いペースで有感地震が発生していたことに照らせば、40日間という比較的長い期間、有感地震が観測されなかったと言える。

しかし地震が起きていなかったわけではなく、2018年01月04日から05日にかけては、日向灘付近で小規模な地震が相次いでいた。

さて、今回の震源位置は「北緯32.8度/東経132.2度・深さ約40km」の地点だったが、日向灘でこれまでに発生してきた有感地震は90年間で800回近く。これらのうち、今回の地震と同緯度・同経度の震源で起きていたのはわずか2回、しかも2016年と2017年であることから、ごく最近になって揺れ始めた場所で今回地震が観測された、ということになる。

ではこの2016年と2017年に今回と同緯度・同経度で起きていた地震はそれぞれ、その後の展開に何らかの共通性は見られたのだろうか。

震源の深さは今回の約40kmに対し2016年のケースでは約30km、2017年の場合には約40kmと大きな違いはない。そこでそれぞれについてその後の発生地震をM5以上に絞って調べてみると、やはり南海トラフ関連への影響が見られていたようだ。

2016年3月30日の日向灘M3.2では2日後に三重県南東沖でM6.1・震度4の強い揺れ。三重県南東沖でのこの地震は当時、南海トラフ巨大地震の前震ではないかとして大きな話題となっていたことを思い出す人も多いだろう。その2日前に今回の日向灘震源が揺れていたのである。

また2017年04月11日の日向灘M3.0では18日後にこれも位置的に南海トラフと関係がある南側の大隅半島東方沖でM5.7・震度3の地震を引き起こしていた。

いずれもM6クラスにつながっていたことから、今回も南海トラフ関連におけるM6クラスへの注意を高めておくに越したことはなさそうだ。

2016年03月30日 M3.2 震度1  日向灘
2016年04月01日 M6.1 震度4  三重県南東沖
(2016年04月14日 M6.5 震度7 熊本県熊本地方)
(2016年04月16日 M7.3 震度7 熊本県熊本地方)

2017年04月11日 M3.0 震度1 日向灘
2017年04月29日 M5.7 震度3 大隅半島東方沖

また日向灘は紀伊水道と24時間以内にコンボとなる場合があることから、紀伊水道についても直近で揺れる可能性がある、と考えておいた方が良いだろう。
 
※画像は気象庁より。